先日送られてきたブリヂストンの社内報「Arrow」の片隅に、下の記事が載っていた。こういうボランティア活動をされている方には本当に頭が下がる。熊本は、小泉内閣の時に話題になった国立療養所菊池恵楓園の元ハンセン病患者による「らい病予防法」違憲訴訟問題など、歴史的にハンセン病と深い関わりを持っている。19世紀の終り頃には、イギリス人のハンナ・リデルやフランス人のJ・M・コール神父らによってハンセン病救済活動が始まっている。そんな歴史がありながら、僕自身、いったいどのくらい関心を持ってきたのだろうか。「ベン・ハー」や「砂の器」などの映画を見ると、「あゝ可哀想だ。偏見を持っちゃいけないな」と思うのだが、ホントに偏見はないかと問われても、「絶対無い!」と断言する自信もない。きっと、この記事の田島さんのように、具体的な行動を起こして初めて理解できるものかもしれない。