先週、朝ドラ「おかえりモネ」を見ていたらこんなシーンがあった。モネが憧れる気象予報士朝岡が発した「リードタイム」という言葉が気になったモネが朝岡に質すと、その言葉の意味とともにこんな話をする。
「今、私たちの頭の上で起きている気象現象は、数日前、南の海や北の大陸で起きている現象に必ず起因します。だからそれを分析すれば未来に何が起きるかがわかります。」
このシーンを見ながら僕はなぜか、表計算ソフトのことを思い出した。今から40年ほど前、会社業務のOA化が始まり、好むと好まざるとにかかわらずパソコンを使わなければならなくなった。当初は厄介なプログラミングに悩まされたが、やがて表計算ソフトが導入され、大半の業務はプログラミングから解放された。その頃、表計算ソフトの宣伝文句が「将来予測型ソフト」という言葉。最初はきれいな集計表を作ることしかできなかったが、使い始めて10年以上過ぎたころから統計分析に使うようになった。そしてその分析データから将来予測もできる機能を表計算ソフトが持っていることを理解した。リタイアして20年以上経った今、表計算ソフトを使うこともほとんどないが、よく思うのは「科学というのは未来を予測すること」なのではないかということだ。
「今、私たちの頭の上で起きている気象現象は、数日前、南の海や北の大陸で起きている現象に必ず起因します。だからそれを分析すれば未来に何が起きるかがわかります。」
このシーンを見ながら僕はなぜか、表計算ソフトのことを思い出した。今から40年ほど前、会社業務のOA化が始まり、好むと好まざるとにかかわらずパソコンを使わなければならなくなった。当初は厄介なプログラミングに悩まされたが、やがて表計算ソフトが導入され、大半の業務はプログラミングから解放された。その頃、表計算ソフトの宣伝文句が「将来予測型ソフト」という言葉。最初はきれいな集計表を作ることしかできなかったが、使い始めて10年以上過ぎたころから統計分析に使うようになった。そしてその分析データから将来予測もできる機能を表計算ソフトが持っていることを理解した。リタイアして20年以上経った今、表計算ソフトを使うこともほとんどないが、よく思うのは「科学というのは未来を予測すること」なのではないかということだ。