今日は所用で玉名市大浜町の母の生家へ出かけた。帰りは久しぶりに河内町から山越えの道を選んだ。雲厳禅寺だけ立ち寄った。本堂の前に僕と同じ年配と思しき男性が立派なカメラを提げて立っていた。お参りを済ませて岩戸の里を展望するベンチの方へ歩いていくと、その男性が声を掛けてきた。
「ここから下に降りる近道は知りませんか?」
「車ですか?そしたらいったん上の農道(パイロット道路)に上がって道なりに行けば下の海沿いの道に出られますよ」と答えた。
「どこから来られたんですか?」とたずねてみた。
「千葉県です」
「ヘェ~千葉県ですか!」と言うと
「ここら辺はみかん畑が凄いですね!」
「えぇ、このあたりは漱石の時代からみかん栽培が盛んですよ」と言ってみたが無反応だった。
夏目漱石の「草枕」にこの地域のみかん畑の話が出てくるのだが、読んでおられないのか、「草枕」の舞台がここのすぐ近くであることをご存じないのか。
「これから宇土の御輿来海岸(おこしきかいがん)を撮りに行くんです!今が一番いい季節と聞きまして」と先を急ぐ素振り。
「天草へ渡られるんですか?」と聞くと
「今回は天草へは渡りません」
「それじゃお気をつけて」
「ありがとうございます」ということで別れた。

松尾地区のみかん畑
「ここから下に降りる近道は知りませんか?」
「車ですか?そしたらいったん上の農道(パイロット道路)に上がって道なりに行けば下の海沿いの道に出られますよ」と答えた。
「どこから来られたんですか?」とたずねてみた。
「千葉県です」
「ヘェ~千葉県ですか!」と言うと
「ここら辺はみかん畑が凄いですね!」
「えぇ、このあたりは漱石の時代からみかん栽培が盛んですよ」と言ってみたが無反応だった。
夏目漱石の「草枕」にこの地域のみかん畑の話が出てくるのだが、読んでおられないのか、「草枕」の舞台がここのすぐ近くであることをご存じないのか。
「これから宇土の御輿来海岸(おこしきかいがん)を撮りに行くんです!今が一番いい季節と聞きまして」と先を急ぐ素振り。
「天草へ渡られるんですか?」と聞くと
「今回は天草へは渡りません」
「それじゃお気をつけて」
「ありがとうございます」ということで別れた。

松尾地区のみかん畑