徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

勤王の志士たちの“母” ~ 野村望東尼(のむらもとに) ~

2010-08-01 22:39:08 | その他
 龍馬伝を見ながら、ふとこの人のことを思い出した。幕末期の歌人でもあり、また高杉晋作を始め、弾圧されていた勤王の志士たちを福岡平尾の自分の山荘に匿うなど蔭で支えた。そのため自らも姫島へ島流しに遭ったが、志士たちに救出される。晩年は歌人仲間だった三田尻(今の山口県防府市)の荒瀬家に身を寄せた。
 今から33~4年前になるが、僕が住んでいた防府市石ヶ口の社宅から歩いて5分ほどのところにある桑の山という小高い山に野村望東尼のお墓があり、まだ小さかった息子たちを連れ、よくその前を通って山に登っていたものだ。荒瀬家もすぐ近くの大楽寺というお寺のそばにあった。ちなみにこの大楽寺には夏目雅子のお墓がある。
 野村望東尼が龍馬伝に出てくるかどうかはわからないが、維新の蔭にはこうした多くの支援者たちがいたのだろう。
※画:内田青虹


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