NYタイム

筆者が興味・関心のある事や趣味に関して語るブログです。〔不定期更新〕

早生まれ

2008-04-10 17:17:33 | 競馬

 早生まれと言っても、3月25日生まれの僕の話ではなく、競走馬の話です。

 僕が競馬を始めた頃は、1月生まれとか2月生まれといった早生まれの競走馬は少なかったような気がしますが、ここ最近は馬産技術の進歩により、1月生まれ・2月生まれの競走馬をよく見かけるようになりました。

 競走馬の場合、1月生まれや2月生まれの早生まれの方が、2歳・3歳の時期は圧倒的に有利である。競走馬は人間と違い誕生日が来たら1つ年をとるというわけではなく、1月1日を迎えたら年齢が自動的に1つ増えるシステムのため、5月・6月生まれの馬より、1月・2月生まれの馬の方が有利なのは、当然の話です。

 馬の1年は人間の4年に相当し、半年の差は学年2つの差に相当します。競走馬の2・3歳といえば、人間でいうと中学生から高校生の時期に相当します。この時期の学年1~2つの差は、中学生時代・高校生時代を振り返って考えるとわかると思います。

 ただ、実際は意外なことに、1月・2月生まれの馬で、3歳のクラシック競走に勝っている馬は、ほとんどいません。ここ最近のクラシック競走の勝ち馬を調べてみても、皐月賞・菊花賞馬のエアシャカールぐらいです。クラシック競走の前哨戦までは、1・2月生まれの馬が、完成度の高さで勝ち進むものの、クラシック競走が始まる時期になると、急成長する3月以降に生まれた馬に追い抜かれるという図式が成り立っているようです。

 今日、13日に行われる桜花賞の枠順が決まりましたが、桜花賞の有力馬のほとんどが1・2月生まれの馬で、予想に悩んでいます。僕の調べた限りでは、1・2月生まれの馬が勝ったのは、1979年のホースメンテスコ(1976年2月29日生まれ)以来無く、1・2月生まれの馬にとっては、その点が気になる所です。昨年の桜花賞馬ダイワスカーレットが5月生まれ、昨年の桜花賞2着馬ウオッカが4月生まれだったことを考えると、今年も3月以降生まれの馬が上位に来るかもしれないので、桜花賞当日までゆっくり考えたいと思います。

※これまでの傾向からすると、クラシック競走で1・2月生まれの馬が連対する年は、レースのレベルが低いもしくは世代全体のレベルが低いのどちらかでした。世代レベルの高低も考慮に入れなければならないようです・・・。