おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

爺ケ岳(ジイガタケ)から鹿島槍ヶ岳ゆっくり登頂④

2013年09月05日 09時33分12秒 | トレッキング・登山
      8月25日(日)~27日(火)、爺ケ岳から鹿島槍ヶ岳へ登ってきました。

   3日目 8月27日(火)

    今日は、鹿島槍ヶ岳の足元「冷池山荘」から、扇沢登山口へと下山します。
      コースとタイム
        冷池山荘~爺ケ岳~種池山荘~扇沢登山口 9km/6時間40分

              →90分       →60分
     冷池山荘(6:30)・・・爺ケ岳(8:00)・・・種池山荘(9:00~9:30)
     
        →140分          →60分
           ケルン(11:50~12:10)・・・扇沢登山口(13:10)

     昨夜は、個室だったのでぐっすり眠ることができ、今朝は元気に目が覚めました。  
    しかし、4時ごろ雨の音が聞こえ窓を開けると、一面のガスで真っ白で何にも見えません。
    出発までに止んでくれることを願って、5時からの朝食をいただきました。

      朝食後、1Lの無料の水を貰いに外へ出ると、雨は止んでいるものの、
           ガスは一向に晴れてくれません。
       今日は、一昨日登ってきた柏原新道を下りるだけです。

           6:00出発を目標に身支度を整える。
        ガスの中を下山することになるので、雨具が必要です。
            やっと準備を終えて6:30出発。
    7月に御嶽山へ登った時も、下山時は強い雨風で視界が悪い中、下山したのでした。
        でも、今日は風がなくガスがかかっているだけなので、楽です。

         周りが全く見えず足元だけを見ながら黙々と下山していきました。
     1時間くらい歩いたころ、時折ガスが晴れて、雲間に昨日と同じ立山連峰が現れました。

      
        
       振り返ると、鹿島槍ヶ岳も雲の間から「さよなら~」と行ってるようです。
      

        日が射すと、丸い虹がみえました。      
        

        一瞬でしたが虹の中に、夫と私の影が映ったのです!。      
       とっても感動しましたがカメラに収めることができませんでした。
             ブロッケン現象でしょうか?。

     歩きはじめて1時間半、昨日登った爺ケ岳迄きましたが、今日は登らず
           頂上を取り巻くような登山道を下りました。

         昨日、八ヶ岳連峰が見えていた方向は、雲海が美しい!。
        
        
         剣岳も、いちだんと綺麗に見えてきました。
        

         お天気がだんだん良くなり、青空が戻ってきたのです。

   一昨日泊まった「種池山荘」が見えだしたところで、待望の雷鳥の親子に出会いました。

      
      
         人が近くを通っても、逃げることなく、遊んでいます。

     種池山荘へは9:00に到着。30分余り休憩後、再び柏原新道を下山していきました。
     いつも下山の時思うことは、「こんなにきつい坂道を登ったんだ」という事。
      
         途中、「学校登山」の地元の中学生に会いました。
     今日、種池山荘に泊まって、明日、「爺ケ岳」へ登るとのことでした。
     5クラス150人ぐらいの子供たちが、私達が通る時、立ち止まって道を空け、
     元気な声で「こんにちは~」「こんにちは~」と声をかけてくれました。

     子供たちに元気づけられて歩き、ケルンに11:50到着。
     ここで昼食、昨日と全く同じおにぎり弁当を食べなければならないが、
           私はもう食べたくありません。
     エネルギーゼリーや、行動食として持ってきた菓子パンなどで済ませました。

     20分余り休憩後、再び下山を始めました。
     13:10、ようやく扇沢に到着。

         中部山岳国立公園の碑がある駐車場
        

     予定通り、約6時間30分で、下山できたのです。

     一昨日は3台しか停まっていなかった駐車場に戻ると、今日は満車になっていました

       木陰が涼しい駐車場
      

     荷物を下ろし靴を履き替え、そのまま近くの「薬師の湯」へと直行。

              汗と泥のしみ込んだリュック・登山靴・ストックの3点セット
             
      
       大町温泉郷の「薬師の湯」       
      

     1時間余り、のんびりゆっくり温泉に浸かり汗と疲れを流し、国道、高速道を
     経由して、自宅へと帰りました。
     途中、「有磯海SA」で夕食をとり、自宅へは19:00無事に到着しました。
     
    
    


    
    
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爺ケ岳(ジイガタケ)から鹿島槍ヶ岳ゆっくり登頂③

2013年09月03日 08時24分55秒 | トレッキング・登山
   8月25日(日)~27日(火)、爺ケ岳から鹿島槍ヶ岳へ登ってきました。

  2日目 8月26日(月)

   今日はいよいよ「爺ケ岳」と「鹿島槍ヶ岳」へ登頂する日です。

   コースとタイム

   「爺ケ岳(南峰2,660m)」・「鹿島槍ヶ岳(南峰(2,890m)」9km/7時間 

             →60分          →30分          →95分
  * 種池山荘(5:45)・・・爺ケ岳南峰(6:45)・・・爺ケ岳中峰(7:15)・・・

                      →85分              →75分
   冷池山荘(2,410m)(8:50~9:40)・・・ 布引岳(2,683m)(11:05)・・・
  
                           →80分
   鹿島槍ヶ岳南峰(2,889m)(12:20~13:00)・・・冷池山荘(14:20)(泊)

   今朝は快晴です。青く透明な空と、美しい山々が目の前に広がっています。
   5:45、種池山荘を出発し、爺ケ岳方面へと歩きはじめました。
   ほどなく稜線に出ると、なんと、立山、剣岳の雄姿が目に飛び込んできました。

     右から剣岳と立山の雄姿、赤い屋根が種池山荘
    
     
   真っ青な空と、360度の大パノラマが広がる素晴らしい眺めです。
   ひとしきり、カメラに夢中になりながら、ひたすら登ること1時間、爺ケ岳南峰に到着。

     爺ケ岳への登山道
    

   爺ケ岳は、南峰と中峰の2つの頂上を持つ美しい姿の山です。

   今日のコースは稜線に近いコースを、登ったり下ったりして歩くので、昨日のような
   急な坂などなくて楽でした。
   黒部峡谷を挟んで、立山・剣岳の長野県側から眺める雄姿は、いつも見慣れた山々よりも
   大迫力で迫って見えました。

    

   後を振り向けば、槍ヶ岳や穂高連峰、常念岳の山々も、はっきりと見えだし、
   遠く八ケ岳や富士山、南アルプス北岳など、大パノラマが広がってきました。

     右から槍ヶ岳、穂高連峰、常念岳
    

     左から八ケ岳連峰、富士山、南アルプス北岳
    

   コースの途中で、冷池山荘に寄り、荷物を預け、小さなナップサックだけで、
   鹿島槍ヶ岳を目指します。

     
    
   冷池山荘(ツメタイケサンソウ)の受付で、宿泊予約を確認。
     昨夜の種池山荘と同じ経営者の山小屋です。
     1泊2食         9,000円
     翌日用のおにぎり弁当      650円
     水1L             無料
     個室代          5,000円

   こちらは、今日は個室が空いているとのことで、昨夜眠れなかったこともあり、
            個室をお願いしました。
   受付の女性は偶然にも、高岡市出身で、現在は安曇野に住んでいらっしゃる方でした。
      こんな山の中で、同郷の人、それも伏木の方とお会いするなんて、
            いっぺんにうれしくなりました。   
   
   山荘の裏を登ると、鹿島槍ヶ岳の大きな姿が目前に現れます。
       
      鹿島槍ヶ岳南峰と北峰
     

      しかし、頂上を極める前に、緩やかに伸びた稜線のこぶ・布引岳(2,683m)を
               越えなければなりません。
      危険な場所は少ないものの、距離も長く結構きつく感じました。
     でも、緩やかな斜面に咲くきれいな花たちや、周りの山々に元気づけられて、
               ひたすら登り続けました。
      大きなミヤマシシウドやサラシナショウマが咲き誇る花畑 
                                        キヌガサソウ
                  

         鹿島槍ヶ岳南峰まで、もう少しです。

     

   12:20、とうとう頂上に立つことができました。

                   
                          

   ふと、足元を見ると蝉がいるのです。標高2889mでも、セミは生きられるのでしょうか?
                        
   鹿島槍ヶ岳は、南峰と北峰の2つの頂上を持つ双耳峰と呼ばれ、2つの峰の間は
   吊り尾根となっていて、幅の狭い危険な尾根を渡らなければならないので、
       私たちは南峰まで登り、引き返すことにしました。

   頂上で昼食の「おにぎり弁当」を開きました。コンビニおにぎりより一回り大きめの
   梅干しに海苔がまかれたおにぎりが2個、これで650円なのです。

        

   高いでしょう!。でも、塩味が効いていておいしく、1個でもうお腹がいっぱいになりました。

   やがて、谷のほうからガスが涌きだし、あたりの景色が見えなくなりだしました。
   双耳峰のもう一つの頂上北峰へのコースを見たかったが、全く見えませんでした。

    

   このままでは、雨の心配もあるので、食事を早々に切り上げ、朝来た道を
   下山することにしました。
   
   冷池山荘に戻ったのは、14:20でした。冷池からは、往復4時間と言われるコースを、
   休憩を除けば、平均的時間内にもどれたことになります。

    昨日からの疲れも加わって、結構あちこちが痛みます。
    肩や腰、足などに湿布薬を貼り、明日に備えました。
   

   
                                 ~つづく~
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爺ケ岳(ジイガタケ)から鹿島槍ヶ岳ゆっくり登頂②

2013年09月01日 09時10分40秒 | トレッキング・登山
  8月25日(日)~27日(火)、爺ケ岳から鹿島槍ヶ岳へ登ってきました。

   8月25日の続きです。
        登山1日目、種池山荘に到着したのは13:50でした。
   登山中に眺めていた山々は、ガスがかかり始めて、見えなくなってきました。
    でも、明日登る爺ケ岳は、山荘のすぐ前に大きくどっしりと見えてました。
   
     

      受付で宿泊手続きをしました(3日前に電話予約済み)。
           1泊2食         9,000円
           翌日のお昼のおにぎり弁当   650円
           水1L            無料
           夕食は17:00、明朝食は5:00

     

  
     一旦、部屋に荷物を置き、一休みして、外へ出てみました。
       気温は15℃ぐらいでとっても気持ちいい。最高!
    朝から5時間歩き続け、ヒイヒイ言っていたことなど、もうすっかり忘れています。

   山荘の前の斜面はお花畑が広がっています。コバイケイソウやチングルマがたくさん咲いています。


   コバイケイソウは、白く大きな花と、咲き終わってしまったものとが混在しています。

     コバイケイソウ                  咲き終わって種を付けたコバイケイソウ
     

   チングルマも、もう花が終わり、種が集まってできた風車のような形になっていました。

      
  
   小さなオヤマリンドウや、ハクサンフウロなど、たくさんのお花たちが咲いています。
        ピンクがかわいいハクサンフウロ
      

   山荘の裏側に登れば、立山連峰が見えるはずなのだが、ガスがあたりを覆うてきたので、
               行くのを止めて戻りました。

     夕食までたっぷり時間があるので、喫茶室でコーヒーを飲むことにしました。
   レギュラーコーヒー、1杯500円、インスタントコーヒーは紙カップ1杯150円。

            
              

       山では、すべての食べ物や飲み物が、普通の1.5~2倍の値段です。
     今日初めてのコーヒーなので、500円のレギュラーコーヒーにしました。
        疲れた体には、コーヒーがことのほかおいしく感じました。

   種池山荘は、水は雨水をトイレ用に消毒して使っているので、飲料には使えず、
   うがいや歯磨きなどは、無料の1Lの水を使わなければならないのです。
     洗顔はウェットティッシュ(メイク落とし)で、拭くだけです。
   これまであちこちの山小屋を経験しているが、水1Lしか使えない小屋は初めてでした。
        飲み水は500Lペットボトル・350円で購入することになります。

   部屋は、8枚の敷布団が敷き詰められ、掛布団、毛布、枕がそれぞれ10個置かれてます。

         
       
         最大10人が泊まれる部屋ですが、この日は6人だったので、
            それぞれ方向を変えて寝ることにしました。

     17:00 夕食のため食堂へ。1度に50~60人が食べることができます。
        メニューは、1プレートに少量ずつ数種類のおかずが並んでいるだけ。
               ご飯とみそ汁はお代わり自由です。
           

      昨年の燕岳山荘の食事と比べると余りにも違い、ちょっとがっかりでした。
      やはり、水の事情が悪い場所では、これが精いっぱいのことなのでしょう。

              食事が終われば後は寝るだけです。
     歯磨きをし荷物を整理し、狭い布団に横たわりましたがほとんど眠ることなく、
             明朝4時過ぎには起きてしまいました。

        外は月明かりで明るく、ご来光も期待できそうでしたが、
        5:00の朝食なので、ご来光は見に行けませんでした。

     水を貰いに行くとき外へ出ると、朝焼けの空に八ケ岳や南アルプスが
             くっきりと美しい姿を見せていました。

       

    
     
        さあ~、今日は頑張って、爺ケ岳と鹿島槍ケ岳へ登るゾ~!!


     
       
                                           ~つづく~
        

   
   
   
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