どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

はいチーズ

2014年06月25日 | 長谷川善史
はいチーズ  

         はいチーズ/長谷川義史/絵本館/2013年初版

5歳のよしふみくん
近所に住んでいるふじいのよっちゃんがいつもたべている にくやのチーズが食べたくて食べたくてしかたありません

なんとかおかあちゃんにたのんで、食べてはみたものの
ま、まずい!

よしふみくん、おかあちゃんにみつからないように、そおっとすててしまいます
すると、おかあちゃんがいうことには
「あれもうたべたん。そんなにおいしかったん。ほなら、またあしたもこうたるわ」


これだけの内容ですが、軽快な関西弁で、空き地?で遊ぶこどもたちがでてきたりして、どこかなつかしい光景がひろがります。

主人公の名前が、よしふみくんとありますから、作者の原風景が感じられ、いつもの、長谷川さんの味が楽しめます。

 食べたくて食べたくてようやく食べたものの、まずいという落差が笑いをさそいます。