宇治拾遺ものがたり/川端義明/岩波少年文庫/1995年初版
小さいころの記憶に残っている話に、「こぶとりじいさん」があります。この話、今から900年前の宇治拾遺物語にありました。
学校の試験で必死になっておぼえたなかに、宇治拾遺物語がありますが、残念ながら内容は何も知りませんでした。
岩波少年文庫の現代語訳「宇治拾遺ものがたり」を読んでいたら、この中に「こぶとり」がありました。ほかにもあるのかなと思っていたが、「腰折れ雀」以外には、見当たりませんでした。
プロットからすると、もう少しこれまで読んだ中にあってもおかしくないが、まだ読み込みが足りないのかも。
「地獄にいったお地蔵さま」「鬼にあった修行者」「帰ってきた死人」など、タイトルからして、昔話にあってもおかしくなさそうなものがありました。