まわるおすし/長谷川義史/ブロンズ新社/2012年初版
お父さんの給料日は月一度の回転ずしの日。
野球の監督のようなお父さん。
店に入る前に“ファイト”とゲキが飛びます。
食べるときはお父さんのブロックサイン。
ひじに手をやると、ねらっていけのサイン。
お父さんが鼻に手をやったら、黒いお皿をとってもいいぞのサイン。
お父さんがガリをつまんだら、ちょっと休め。
お父さんがお茶をのむと、これでおしまいのサイン。
高いお皿をとるときは
「ここからクライマックスにもっていくぞ」
「クリエイテブしろよ」
「エンジョイしてるか」
「クリスタルでいけよ」
となんとも楽しいゲキが。
回転寿司をこんなに楽しい絵本にしてくれる長谷川さん。
お父さんの存在感がたしかで、父と子どもたちの絆が実感されます。
表紙をめくると魚のつく漢字がたくさんのっているのも、にくいところです。