どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

あひるのたまご

2018年10月08日 | 絵本(日本)


  あひるのたまご-ばばばあちゃんのおはなし/さとう わきこ:作・絵/福音館書店/1997年


 あれあれ、いつもは元気な、ばばばあちゃんが、おなかをかかえてベッドにもぐりこんで、何日も寝たまま。

 「ばばばあちゃんが病気だ!」と思ったいぬとねこが、森じゅうのみんなに知らせてまわったので、
動物たちが、見舞いを持って集まってきました。
 
 ところが、ドアをドンドンたたくおとがして、アヒルが「あたしの たまご どこ いっちゃったのかな。だいじな たまごなのよ。だれか しらない」と、とびこんできます。

 すると、ばばばあちゃんが「なんだ、おまえさんだったのかい。だめじゃないか。たまごをほったらかして どこかへ いっちゃあ。ほら わたしが かわりに あたためておいたよ」とだしたのはたまご。

 アヒルがたまごを、あたためはじめると すぐに ひよこが生まれます。

 そして、みんなが持ってきたお見舞いのやまは、ひよこのお誕生パーティーにはやがわりです。

 みんなで、のんだり たべたりしていると、とつぜん、ばばばあちゃんが、おなかをかかえてあるきだし、うーん ううう・・とうなると、さっさとベッドの入ってしまいます。

 また病気なのかと心配した動物たちでしたが・・・。

 お花、サツマイモ、ニンジン、バナナ、パンとハチミツなどのお見舞い品は大歓迎ですが、ふくろうが、口にくわえてもってきた、ミミズはどうなったでしょう。

 お誕生パーティーは、ケーキもジュースもあって楽しそうですよ。

 シリーズになっているようですが、ばばばあちゃんが動物から好かれるようになったのは、どういうわけなのか知りたくなりました。