あひるのたまご-ばばばあちゃんのおはなし/さとう わきこ:作・絵/福音館書店/1997年
あれあれ、いつもは元気な、ばばばあちゃんが、おなかをかかえてベッドにもぐりこんで、何日も寝たまま。
「ばばばあちゃんが病気だ!」と思ったいぬとねこが、森じゅうのみんなに知らせてまわったので、
動物たちが、見舞いを持って集まってきました。
ところが、ドアをドンドンたたくおとがして、アヒルが「あたしの たまご どこ いっちゃったのかな。だいじな たまごなのよ。だれか しらない」と、とびこんできます。
すると、ばばばあちゃんが「なんだ、おまえさんだったのかい。だめじゃないか。たまごをほったらかして どこかへ いっちゃあ。ほら わたしが かわりに あたためておいたよ」とだしたのはたまご。
アヒルがたまごを、あたためはじめると すぐに ひよこが生まれます。
そして、みんなが持ってきたお見舞いのやまは、ひよこのお誕生パーティーにはやがわりです。
みんなで、のんだり たべたりしていると、とつぜん、ばばばあちゃんが、おなかをかかえてあるきだし、うーん ううう・・とうなると、さっさとベッドの入ってしまいます。
また病気なのかと心配した動物たちでしたが・・・。
お花、サツマイモ、ニンジン、バナナ、パンとハチミツなどのお見舞い品は大歓迎ですが、ふくろうが、口にくわえてもってきた、ミミズはどうなったでしょう。
お誕生パーティーは、ケーキもジュースもあって楽しそうですよ。
シリーズになっているようですが、ばばばあちゃんが動物から好かれるようになったのは、どういうわけなのか知りたくなりました。