どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

デタラメ研究所

2023年08月23日 | 絵本(日本)

   デタラメ研究所/小波秀雄・文 コマツシンヤ・絵/福音館書/店2023年(2018年初出)

 
 表紙と裏表紙はみんなでサイコロを振っています。「まじめにサイコロ ころころふって100万回」という副題があるので、百万人かな。片手、両手、帽子の子もいれば、ぬいぐるみの子も。人影は同じ向き。
 
 高校生のころ苦手だった確率・統計の話。各ページは、コマ割りされています。
 
 100の教室のうち50クラスに誕生日がおなじ2人があらわれる可能性がある。4人がサイコロの目だけで日本のはしからはしまですすむと、100万回ふりおえたころには、じつは4人は とにかく近くにいる。
 
 など わかりやすい例がでていますが、確率的はそうなのだが、なにかダマされている感じがするのは、科学を信じていないのかな。
 
 彗星の周期は、いまでは分秒まで明らかだが、昔の人は吉兆の前兆と捉えた。
 
 単なる偶然に一喜一憂しながら生きるのも悪くないかもしれないとあって、救われた。

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