どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

鬼を笑わせたばあさん・・岡山

2016年03月28日 | 昔話(中国・四国)

        岡山のむかし話/岡山県小学校国語教育研究会編/日本標準/1976年初版


 おじいさんではなく、おばあさんが山へ柴刈りに。

 お日さまが頭のほうにきたころ、弁当をたべようと大きなおだんごをだすと、コロコロころがりだして・・・。

 だんごを追いかけていくと、そこには大きな鬼が。

 うめえ おだんごをまた作ってくれと鬼にたのまれ、だんごをつくります。鬼はどんなぐあいにしてこしらえるのかと、つきっきり。

 そのうち、飯炊きさせられるようになりますが、ほんの少しの米が、みるみるうち大がまいっぱいの飯になります。秘密は 大しゃもじにありました。この大しゃもじで かまの中を かきまぜると、大がまいっぱいの飯になりました。

 やがて、鬼が遠方にでかけたすきに、おばあさんは、しゃもじと米をもって帰れば、一生安楽にくらせるだろうと、逃げ出しますが・・・。


 コロコロころがるのが、おにぎりだったり、お団子だったり、そしてそこ行き先が鬼のところだったりと、日本の昔話によくあるパターン。

 すこし長い話だと、このあと逃げ出すときに、いろいろな場面がでてくるのですが、この話では、おばあさんが、大きなしゃもじで川を渡りはじめると、鬼が川の水を飲み干したので、おばあさんが鬼のほうにおしりをまくって、おおーきな屁をブリッとすると、鬼が笑いこけて、水をはきだしてしまいます。

 展開がわかりやすく安心して?きける話です。


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