五輪相「五輪はステイホームに一役」 視聴率引き合いに
丸川珠代五輪相は3日の閣議後の記者会見で、東京五輪開催が新型コロナウイルスの感染急拡大に与えた影響について、「オリンピックが人流抑制、ステイホームに一役買っているということが言えるのではないか」と述べ、五輪が人出の減少に貢献しているとの見解を示した。
丸川氏は、7月23日の開会式の平均世帯視聴率(関東地区、速報値)が56・4%だったことなどを紹介。「私も(アナウンサー出身で)放送業界にいたが、かつてない、経験をしたことのない数字だ」とし、「改めて観戦をテレビ・インターネットでとお願い申し上げる」と呼びかけた。
五輪開催とコロナの感染急拡大の関係性をめぐっては、菅義偉首相や東京都の小池百合子知事も否定的な見解を示している。(小野太郎)