ワクチン配分量前回の半分以下に 和歌山県の市町村
国から8月30日の週と9月6日の週に、和歌山県内市町村に配分される新型コロナウイルスワクチンは30箱(ファイザー製、1箱1170回分)と予定されている。前回(8月16日の週と23日の週の配分予定)の71箱の半分以下になっていて、県は「十分な量ではない」としている。
県内への配分量は2週間ごとに決められている。最近は70箱前後あったが、今回は半分以下になった。国が10月上旬までに12歳以上の国民の8割が接種できる量の供給を目指し、都道府県への配分量を調整しているためという。
県は16日、県内市町村への30箱の配分を発表した。和歌山市へは最も多い6箱、次いで田辺市に5箱、岩出市に4箱などとなっている。一方、配分予定がない所も多い。
また、これまで市町村に1箱単位で配分してきたが、日高川町と有田市への配分量は0・5箱ずつとした。不足に対応するため、今回初めて、箱を分けることにしたという。
9月6日の週の配分が終われば、12歳以上の県民約87万人の69・4%が2回接種できる量が確保される。ただ、前回の67・4%から2ポイントしか上がらない。