時間の情報は検査ではわかりません。すなわち、CT、MRI、PET、遺伝子検査や血液検査をやっても、この病気がいつからどのように進んできているかは、わからないわけです。
岩田健太郎著『HEATAPP!たった5日で臨床の質問力が飛躍的に向上する、すごいレクチャー』(金原出版)より転載
ナースの問診はまさにこれです。保健所でのコロナ問診、情報のおっかけ収集です。
でも、まず検査、これが、コロナです。これが、感染症の第一原則です。
(+)の人はまず入院、つまり、隔離なのです。感染症の第一アクション、まず隔離。
残念ながら、日本はこれがなされませんでした、今も、なされていません。
この必要性と、第一原則という、緊急性を、最初に、専門家の先生はおっしゃいませんでした。「情報がないから、判断できない」尾身会長は最初にそればかりおっしゃってました。伝染病なら、まず隔離、保菌者を発見する。最初にこれを、声高くおっしゃっていたら、今日のような、後手後手対応で、恥ずかしい思いをしなくても済んだのでは。
もう、手の施しようがありません。
こちらで自粛と言いながら、その同じ口で、あちらで、観戦OKとする、矛盾についていけません、だから、みんな、「あっちむいてほい」という呑気ムードが底辺に、感情として、怒りも消えて、あきらめムードではないでしょうか?
日本の慣習は、「親方日の丸」です。親の言う事を聞いておれば、安心。親が緩んめば、子も緩む、これが、日本の、モラルです。
子は親がしないのなら、することなし、素早い諦めを実行します。
「疲れ」という言葉で、納得します。