Mars&Jupiter

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ベーラ・バルトークのピアノ協奏曲第3番Sz.119を聴きながら西谷から二俣川まで歩く

2009-02-04 06:54:28 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1881年生まれのベーラ・バルトークの作品。
今回からは交響曲編の補足を終え、協奏曲編に入る。
まずは東欧編ということで、ハンガリーのバルトークから触れる。
バルトークは有名な作曲家なので彼の略歴については省略する。
ピアノ協奏曲第3番Sz.119は、1945年に作曲された作品である。
友人のシェルイが未完の最後の17小節のオーケストレーションを
完成させたが、バルトークが残したスケッチ等には、
オーケストレーションの指示も書かれていたので、
バルトークがほぼ完成させていたといっていいようだ。
バルトークのピアノの弟子でピアノ協奏曲第3番の
初演者でもあったシャーンドルがピアノを弾き、
ミヒャエル・ギーレンが指揮するCDで聴いてみた。

第一楽章アレグロは、ソナタ形式に基づいている。
フランス的な明快な感じがある一方で、
ジャズ的なリズムも見られ、
アメリカに亡命した彼の人生を物語っている。
第二楽章アンダンティーノは、三部形式で書かれている。
優しい感じのロマンティックな音楽である。
序奏に続きピアノが叙情的な旋律を即興風に奏でていく。
簡素ではあるが、何か暖かさを感じる曲である。
中間部はスケルツォ風の速い音楽となり、
幻想的な感じの中、鳥のさえずりの模倣などあり、
その東洋的な感じの部分も聴きどころである。
第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、ロンド形式である。
ピアノともに軽快にそして打楽器も加わり荒々しく始まる。
民謡的な旋律も現れ、リズミックな部分があり、
バルトークらしい部分が現れており、最後は華やかに終わる。
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