Mars&Jupiter

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外山雄三のチェロ協奏曲を聴きながら横浜から星川駅まで歩く

2009-02-21 20:39:23 | 古典~現代音楽日本編
昨日は、横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1931年生まれの外山雄三の作品。
彼の略歴については管弦楽編で触れたので省略する。
チェロ協奏曲は1966年から1967年にかけて作曲された。
ロストロポーヴィチのすすめで作曲し、
ロストロポーヴッチに献呈された作品である。
今回はロストロポーヴィッチのチェロ、外山雄三の指揮、
モスクワ放送交響楽団の演奏によるCDで聴いてみた。

第一楽章アンダンテは、チェロ独奏から始まる。
その旋律は日本的なもので、管弦楽が奏する序奏風の音楽は、
ハンガリーのバルトークやコダーイの音楽に似ている感じだ。
第二楽章アレグロは、短く軽快な日本の民謡風の音楽で、
チェロのテクニックが発揮される楽章である。
第三楽章アンダンテは、叙情的な音楽で、ゆったり始まる。
哀愁が漂う管弦楽の伴奏に乗って、
チェロが朗々と聴いたことのあるような日本の民謡を歌い上げ、
管弦楽もそれを引き継ぎ様々な歌を展開していく。
第四楽章アレグレット・ポコ・インプロヴィザートは、
チェロのピッチカートで始まるちょっと趣向の変わった音楽だ。
まるで三味線か何かを模倣しているかの感じでもある。
第五楽章レントは、情熱的な感じのチェロ独奏で始まる。
ここでの管弦楽の音楽も第一楽章のようにバルトークやコダーイ風だ。
チェロは民謡の哀愁に満ちた叙情的な旋律を奏でていく。
第六楽章アレグロは、民謡風の激しい旋律から始まり、
チェロ独奏によるカデンツァ風の音楽を奏で、
管弦楽とチェロ独奏により、盛り上がって終わる。

なお、今回とりあげた協奏曲日本編の
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/concerto-music-cd-japan.html
参考にしていただければ幸いです。
コメント
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