昨日は二俣川から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いたのは1907年生まれの大澤壽人の作品。
略歴については管弦楽編で触れたので省略する。
ピアノ協奏曲第3番変イ長調「神風協奏曲」は1938年に作曲され、
同年に作曲者自身の指揮、シャピロのピアノ、
宝塚交響楽団の演奏で初演されている。
今回はサランツェヴァのピアノ、ヤブロンスキーの指揮、
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団演奏のCDで聴いた。
第一楽章ラルゲット・マエストーソの序奏で始まる。
冒頭でトロンボーンと弦楽器により奏される
変イ、変ホ、ヘの3つの音は、ピアノにも引き継がれ、
様々な楽器がこの3つの音を強調しながら演奏する。
主部のアレグロ・アッサイは、ピアノ独奏を中心に展開していく。
その音楽はロシア的で情熱的でラフマニノフのように繊細だが、
一方で管弦楽の作り出す音楽はプロコフィエフ風で斬新だ。
この協奏曲は「神風協奏曲」というタイトルが付いているが、
冒頭の3つの音はその飛行機の「エンジンのモットー」だという。
そのあたりは言われないと分からないが、
そうやって最後飛行機は飛翔するのかなという感じである。
第二楽章アンダンテ・カンタービレは、三部形式による。
アルト・サックスなどの作り出すブルース風の音楽に続き、
ピアノによる音楽は夜想曲風で、ジャズ風な部分とともに、
日本的な情緒も時々のぞかしている感じではある。
きらめくようなピアノの音が美しい。
第三楽章アレグロ・モデラート-アレグロ・ヴィヴァーチェは、
第一楽章の「エンジンのモットー」である3つの音が再現される。
そのあとピアノが即興曲風に第二楽章を思わせるような音楽を奏し、
ジャズ風な陽気な音楽とともに時々3つの音も顔を出す。
このあたりは神風号がパリやロンドンに近づいたことを示すようだ。
ピアノのカデンツァのあとの最後のコーダは一気に駆け抜けるように
あわただしい感じの中、予期せぬところで突然に終わる。
途中聴いたのは1907年生まれの大澤壽人の作品。
略歴については管弦楽編で触れたので省略する。
ピアノ協奏曲第3番変イ長調「神風協奏曲」は1938年に作曲され、
同年に作曲者自身の指揮、シャピロのピアノ、
宝塚交響楽団の演奏で初演されている。
今回はサランツェヴァのピアノ、ヤブロンスキーの指揮、
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団演奏のCDで聴いた。
第一楽章ラルゲット・マエストーソの序奏で始まる。
冒頭でトロンボーンと弦楽器により奏される
変イ、変ホ、ヘの3つの音は、ピアノにも引き継がれ、
様々な楽器がこの3つの音を強調しながら演奏する。
主部のアレグロ・アッサイは、ピアノ独奏を中心に展開していく。
その音楽はロシア的で情熱的でラフマニノフのように繊細だが、
一方で管弦楽の作り出す音楽はプロコフィエフ風で斬新だ。
この協奏曲は「神風協奏曲」というタイトルが付いているが、
冒頭の3つの音はその飛行機の「エンジンのモットー」だという。
そのあたりは言われないと分からないが、
そうやって最後飛行機は飛翔するのかなという感じである。
第二楽章アンダンテ・カンタービレは、三部形式による。
アルト・サックスなどの作り出すブルース風の音楽に続き、
ピアノによる音楽は夜想曲風で、ジャズ風な部分とともに、
日本的な情緒も時々のぞかしている感じではある。
きらめくようなピアノの音が美しい。
第三楽章アレグロ・モデラート-アレグロ・ヴィヴァーチェは、
第一楽章の「エンジンのモットー」である3つの音が再現される。
そのあとピアノが即興曲風に第二楽章を思わせるような音楽を奏し、
ジャズ風な陽気な音楽とともに時々3つの音も顔を出す。
このあたりは神風号がパリやロンドンに近づいたことを示すようだ。
ピアノのカデンツァのあとの最後のコーダは一気に駆け抜けるように
あわただしい感じの中、予期せぬところで突然に終わる。