Mars&Jupiter

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ドメニコ・チマローザのフルートとオーボエのためのコンツェルタンテを聴きながら、横浜から和田町まで歩く

2009-05-02 07:00:39 | 古典~現代音楽イタリア編
昨日は職場の歓送迎会があったが、今回は自粛し、
ビールとウーロン茶だけにした。
まだまだ眼帯を外すまでには治っていない。
昨日は横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのは1749年生まれのチマローザの作品。
ナポリ生まれの彼は、幼い頃から音楽的才能に優れ、
11歳の時ナポリ音楽院で学び、オペラの作曲家として活躍し、
宗教曲や器楽曲の分野でも作品を残している。
フルートとオーボエのためのコンツェルタンテは、
2つのフルートとオーケストラのための協奏交響曲を
ホリガーが編曲したもので、原曲は1739年に作曲された。
今回聴いたCDの演奏はニコレのフルート、ホリガーのオーボエ、
シトリー指揮のアカデミー室内管弦楽団による。
第一楽章アレグロは、協奏交響曲らしくシンフォニックで、
ホルンが加わり、優雅に華やかに始まる。
それにフルートとオーボエの独奏が入ってくる。
二つの楽器の掛け合いが愛らしくて心地よい。
曇りがなく、どこまでも明るく軽快な曲だ。
最後のカデンツァでも二つの楽器が、
流れるように美しく絡み合っていく。

第ニ楽章アダージョは、管弦楽によりゆったり始まる。
フルート独奏が歌うような旋律を奏で、
それをオーボエが引き継ぎ、互いに絡み合っていく。
前楽章に比べると短い楽章であるが、
優雅かつ牧歌的な曲で、叙情的でもある。
第三楽章ロンド(アレグロ・マ・ノン・トロッポ)は、
前楽章から切れ目なく続いており、
再びホルンが加わり、軽快で華やかな音楽となる。
フルートとオーボエの演奏技術を披露できる場もあり、
彼がモーツアルトと同時代の作曲家であることを感じさせる。
最後は颯爽と終わるが、オペラの作曲家ということもあり、
どこか歌の世界を感じさせてくれる感じがする。
コメント
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