Mars&Jupiter

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アラン・ホヴァネスの交響曲第2番「神秘の山」作品132を聴く

2016-05-11 05:35:32 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのはアラン・ホヴァネスが、
1955年に作曲された交響曲第2番「神秘の山」作品132である。
聴いたCDはジェラード・シュウォーツ指揮,
シアトル交響楽団の演奏による。
第一楽章アンダンテ・コン・モートは、
弦楽器によりユニゾンで奏でられる穏やかな旋律で始まる。
木管楽器も加わり、雄大な感じを思わせる一方で、
ハープやチェレスタの音が絡み、神秘的な雰囲気も加わる。
金管楽器も加わり、盛り上がったあと、穏やかに終わる。
第二楽章二重フーガは、弦楽器が奏でる主題で始まる。
主題は日本的な部分も感じさせる
中間部で軽快なテンポでフーガ風な展開が行われ、
それに冒頭の主題が重なり、盛り上がったところで終わる。
第三楽章アンダンテ・エスプレッシーヴォは、
ホルンが素朴なコラールの旋律を奏でて始まる。
そのあとハープの音が入り、弦楽器が速いテンポで旋律を奏で、
それを繰り返していく中で、盛り上がりを見せたあと、
いったん静まり、冒頭のコラール風の旋律が弦楽器に現れる。
チェレスタの音が入り、木管楽器が牧歌的な旋律を奏でる。
弦楽器がそのあとを受け継ぎ、その旋律を繰り返し、
壮大な山の雰囲気を感じさせつつ、盛り上がったところで終わる。
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