今回聴いたのはアラン・ホヴァネスが、
1972年に作曲した交響曲第23番「アニ」作品249である。
聴いたCDはキース・ブライオン指揮、
トリニティ音楽大学ウィンド・オーケストラの演奏による。
標題の「アニ」は中世アルメニアの首都の名前で、
「1001の大聖堂を持つ都市」という意味のようである。
第一楽章アダージョ・レガート・エスプレッシーヴォは、
木管楽器・金管楽器が奏でる堂々とした旋律で始まる。
7拍子による旋律が繰り返され、鐘の音も加わる。
中間で金管楽器が騒々しい音を鳴らしたあと、木管楽器の音が残るが、
それは飛び去るたくさんの鳥を現わしているかのようでもある。
再び7拍子による最初の主題が繰り返され、
鐘の音が加わり、最後は堂々とした感じで終わる。
第二楽章アレグロ・グラツィオーソはユーモレスクで、
7拍子によるガムランのような音楽が奏でられる。
トリオは13拍子で、サクソフォンがエキゾチックな旋律を奏で、
フルートやピッコロがその旋律を引き継ぎながら奏でていく。
そして再び冒頭のガムランのような音楽が奏でられて終わる。
第三楽章アダージョ・コン・モルタ・エスプレッシオーネは、
金管楽器が挽歌の旋律をゆったりと奏でて始まる。
その旋律はアルメニア的なものといっていいだろう。
その旋律を繰り返した後は、木管楽器を中心に静かな音楽になり、
そのあとは金管楽器と打楽器で荒々しい感じの旋律が奏でられ、
それをもとにしたフーガ風の音楽が展開されていく。
それが終わると再び冒頭の旋律が堂々とした感じで奏でられ、
そして徐々に歓喜と勝ち誇ったフーガ風の音楽に発展し、
騒がしく神秘的な鐘の音が繰り返される中、最後堂々と終わる。
1972年に作曲した交響曲第23番「アニ」作品249である。
聴いたCDはキース・ブライオン指揮、
トリニティ音楽大学ウィンド・オーケストラの演奏による。
標題の「アニ」は中世アルメニアの首都の名前で、
「1001の大聖堂を持つ都市」という意味のようである。
第一楽章アダージョ・レガート・エスプレッシーヴォは、
木管楽器・金管楽器が奏でる堂々とした旋律で始まる。
7拍子による旋律が繰り返され、鐘の音も加わる。
中間で金管楽器が騒々しい音を鳴らしたあと、木管楽器の音が残るが、
それは飛び去るたくさんの鳥を現わしているかのようでもある。
再び7拍子による最初の主題が繰り返され、
鐘の音が加わり、最後は堂々とした感じで終わる。
第二楽章アレグロ・グラツィオーソはユーモレスクで、
7拍子によるガムランのような音楽が奏でられる。
トリオは13拍子で、サクソフォンがエキゾチックな旋律を奏で、
フルートやピッコロがその旋律を引き継ぎながら奏でていく。
そして再び冒頭のガムランのような音楽が奏でられて終わる。
第三楽章アダージョ・コン・モルタ・エスプレッシオーネは、
金管楽器が挽歌の旋律をゆったりと奏でて始まる。
その旋律はアルメニア的なものといっていいだろう。
その旋律を繰り返した後は、木管楽器を中心に静かな音楽になり、
そのあとは金管楽器と打楽器で荒々しい感じの旋律が奏でられ、
それをもとにしたフーガ風の音楽が展開されていく。
それが終わると再び冒頭の旋律が堂々とした感じで奏でられ、
そして徐々に歓喜と勝ち誇ったフーガ風の音楽に発展し、
騒がしく神秘的な鐘の音が繰り返される中、最後堂々と終わる。