Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

グスタフ・ホルストのジーク風フーガ(J.S.バッハのBWV577の編曲)を聴く

2010-11-25 05:31:38 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
昨日から熱があり、ウォーキングは休みました。
今回取り上げるのはホルストの編曲による作品である。
ジーク風フーガは、J.S.バッハのフーガト長調BWV577を
1928年にブラスバンド用に彼が編曲したものである。
BBCのワイヤレス・ミリタリー・バンドのための作品ということで、
1927年に委嘱を受けて編曲した短い作品である。
今回聴いたCDはティモシー・レイニッシュ指揮、
王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラの演奏による。
これはバッハのオルガンによる原曲と対比して聴くといい。
交互に主題となる旋律が現れ、徐々に低音部が加わり、
壮大なフーガになっていくこの原曲の雰囲気を壊さず、
サックスが奏でる旋律が、他の管楽器に引き継がれながら、
軽快なリズムに乗りながらも、低音も利かせながら、
オルガン風の響きを見せながら、フーガ風に展開されていく。
音楽は壮大さを見せながら、最後堂々とした感じで終わる。
王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラの演奏もなかなか。
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グスタフ・ホルストの6つの男声合唱曲集作品53(H186)を聴きながら、二俣川から希望が丘まで歩く

2010-11-24 05:24:07 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日は二俣川から希望が丘駅の間を往復しました。
途中聴いたのは、ホルストの合唱曲である。
6つの男声合唱曲集作品53(H186)は、1931年から1932年の間に作曲された。
ヘレン・ワデルの中世ラテン叙情詩選集をテキストに使っている。
このCDでは、‘How mighty are the Sabbaths’以外の5曲が収録されている。
今回聴いたCDは、バッコリアン・シンガーズ・オブ・ロンドン、
イアン・ハンフリス指揮、イギリス室内管弦楽団の演奏である。
ここでは収録されている曲順に触れていく。
(タイトルを訳してみましたが、正確かどうかは保障できません。)
第二曲「よき金曜日(Good Friday)」は、アベラールの作品のようだ。
4声部による合唱で、哀愁漂う弦楽器の序奏に続き、
ゆったりとした歩みを弦楽器が刻みながら、
その上で男声合唱が重なり合いながら曲は進行する。
中間部でいったん弦楽合奏のみとなるが、
再び弦楽器のリズムに乗って合唱が歌い、最後は堂々と終わる。
第四曲「ある愛の歌(A Love Song)」は、テノールとバスによるカノンである。
互いの旋律が絡み合い、低弦はピチカートで伴奏する。
ヴァイオリンが甘美な旋律を奏でながら合唱と絡んでいく。
最後は弦楽器のみとなり、消え入るように終わる。

第一曲「神へのとりなし(Interccession)」は、4声部による合唱である。
セドゥリス・スコットゥスによるラテン詩が原詩のようだ。
低弦がゆったりとした歩みのリズムを刻み、
それに合唱が加わり、徐々に盛り上がりをみせていく。
弦楽器が旋律を奏で、合唱が再び入って静かに終わる。
第六曲「眠りの前(Before Sleep)」は、テノールとバスによる別のカノンである。
この曲はハーヴァード・グリー・クラブで初演されたようである。
一方が一方を追いかけながら、互いに絡み合う旋律は美しい。
それを弦楽器が包み込むように優しく伴奏を入れていく。
最後は弦楽器のみが残り、静かに終わる。
第三曲「酒飲みの歌(Drinking Song)」は、4声部による合唱である。
ユーモアたっぷりで、楽しい感じが伝わる曲である。
ピチカートを伴った弦楽器の伴奏がいい。
バカッスの神の名を唱えながら、最後軽快に終わる。

なお、「何と素晴らしい安息日(How mighty are the Sabbaths)」を含み、
6曲すべてが収められているのが、ウェットン盤である。
この曲はフル・オーケストラによる伴奏のものもあるが、
この盤では弦楽器のみの伴奏のものを使用している。
第五曲「何と素晴らしい安息日(How mighty are the Sabbaths)」は、
アベラールのラテン詩に基づくもので、4声部による作品である。
ゆったりとした歩みを刻む弦楽器の伴奏に乗り、ユニゾンで主題が歌われ、
そのあとは4声部に分かれた合唱になっていき、盛り上がりをみせたあと、
いったん静まり、そのあとテンポを速めて、最後堂々とした感じで終わる。
このウェットン盤の方が私としては好みである。
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グスタフ・ホルストの「2つの無言歌」作品22(H88)を聴く

2010-11-23 04:33:19 | グスタフ・ホルストの交響曲・管弦楽曲
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、ホルストの管弦楽曲である。
「2つの無言歌」作品22(H88)は、1906年に作曲された。
ホルストに民謡の旋律をもとに作曲をするように進めた友人、
ヴォーン・ウィリアムズにこの初期の作品は献呈されている。
初演は1906年7月19日王立音楽大学にて行われたらしい。
今回聴いたCDは、リチャード・ヒコックス指揮、
ロンドン・シティ・シンフォニアの演奏である。
第一曲「田舎の歌」は、クラリネットが奏でる旋律で始まる。
のどかな感じの民謡風旋律は、フルートと弦楽器に引き継がれ、
その次はオーボエによる軽快なもう一つの旋律が奏でられ、
これも繰り返しながら、舞踏的な雰囲気を見せていく。
そして弦楽器がさらにもう一つの旋律を奏でホルンがそれを引き継ぎ、
再び2つ目の旋律をオーボエが奏で、最後は静かに終わる。
第二曲「行進の歌」は、弦楽器が奏でる勇ましい行進曲風の旋律で始まる。
これをフルートなど管楽器が引き継いでいく。
次に弦楽器によりのどかな感じの別の旋律が現れる。
そのあとは最初の行進曲風の旋律が変形されながら進行する。
初期の作品ゆえ、ワグナーの影響を受けている部分が見られる。
壮大な部分を見せながら、最後は堂々とした感じで終わる。
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グスタフ・ホルストの「イヴォンヌのための小品」を聴く

2010-11-22 06:53:44 | グスタフ・ホルストの室内楽曲・器楽曲
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、ホルストのピアノ小品である。
「イヴォンヌのための小品」は、1924年に作曲された。
オニールの8歳の娘イボンヌのために作曲されたようだ。
今回聴いたCDは、アンソニー・ゴールドストーンのピアノ演奏である。
2分ほどのこの曲は、印象派的な部分をみせており、
優しさあふれる曲で、最初に示された主題をもとに展開される。
アレグロという速度の指定があるが、
好みによってはアンダンテと書いている。
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ACTシアターでのミュージカル「ファントム」を観る、そしてグスタフ・ホルストの「崇拝」を聴く

2010-11-21 08:18:22 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日はウォーキングを休みました。
ある人の誘いでACTシアターに行き、ミュージカルを見る。
ミュージカルなんて久しぶりだなあと思いつつ、「ファントム」を観る。
舞台装置もなかなかで、脚本が素晴らしいからか最後まで楽しめた。
へえ、「ファントム(オペラ座の怪人)」というのは、
こんなストーリーであったのかと納得するのであった。
そのあとは自由が丘駅で途中下車し、ウィスキー・バーに行く。
スペイサイド・ウェイ(Speyside Way)というこの店はなかなかいい。
ここに置かれているウィスキーの種類も豊富であるし、
食べ物も色々とあり、おいしくてしかもリーズナブル。
店員の人も客のニーズにあったウィスキーを紹介してくれる。
もちろん、ビールにもこだわりがあるようでどれもうまい。
6時に行ったのに、色々なスコッチウィスキーを飲み、
時間が経つのを忘れて、気がつけば11時近くとなった。
自由が丘にもいい店があるんだなあと感心し、帰路に着く。

さて、今回とりあげるのは、ホルストの歌曲である。
「崇拝(The Heart Worships)」は、1907年に作曲された。
この作品に関する情報はそれ以上わからない。
今回聴いたCDは、クリストファー・モルトマンのバリトン、
ステュアート・ベトフォードのピアノ演奏である。
3分足らずの短い曲は、ピアノの序奏に始まり、それは印象派風でもある。
やがて、バリトンがおだやかな感じで歌い始め、
最初の3行(Silence in heav’n/ Silence on Earth/ Silence within)を歌う。
神秘的な感じで歌がそのあと歌われ、最初の3行が再び繰り返される。
最後ピアノの伴奏だけが残り、静かに終わる。
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