Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

レイフ・ヴォーン=ウィリアムズのトッカータ・マルツィアーレを聴く

2012-10-25 05:06:04 | ヴォーン・ウィリアムズの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1872年生まれのヴォーン=ウィリアムズの作品。
トッカータ・マルツィアーレは、1924年に作曲された。
「行進曲風トッカータ」ともいわれるこの作品は吹奏楽のために書かれた。
今回のCDは指揮者ティモシー・レイニッシュの編曲版によるもの。
今回聴いたCDの演奏はティモシー・レイニッシュ指揮、
王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラによる。
アレグロ・マエストーソによる堂々とした旋律が奏でられ、
それぞれの楽器がその旋律を受け継いでいく。
他の旋律とも絡み合いながら進行し、最後は力強く終わる。
展開のしかたがなかなかかっこいいヴォーン=ウィリアムズらしい作品である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベンジャミン・ブリテンの4つの海の間奏曲作品33aを聴く

2012-10-24 06:31:33 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1913年生まれのブリテンの作品。
4つの海の間奏曲作品33aは、1944年に作曲された。
オペラ「ピーター・グライムズ」の中の間奏曲からとられ、組曲に編曲された。
今回聴いたCDの演奏はアンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団による。
第1曲「夜明け」は第1幕第1場への間奏曲である。
弦楽器のユニゾンで始まり、管楽器が絡むところは、
うまく夜明けの感じを描写しており。
徐々に空が白々としていくかのように盛り上がっていく。
最後は弦楽器のユニゾンが繰り返されて静かに終わる。
第2曲「日曜の朝」は第2幕第1場への間奏曲である。
ホルンの響きとともに木管楽器が軽快な旋律を奏で、
弦楽器がそれを受け継ぎ、木管楽器がそれに絡んでいく。
もう一つの対照的なゆったりとした旋律が弦楽器により奏され、
再び軽快な旋律が金管楽器によって現れ、
もう一つのゆったりとした旋律と絡み、最後は静かに終わる。
第3曲「月光」は第3幕第1場への間奏曲である。
ゆったりとした旋律が弦楽器により奏されて始まる。
夜を表すその旋律にフルートが絡んでいき、
やがて弦楽器中心に盛り上がったあと、静まって終わる。
第4曲「嵐」は第1幕第2場への間奏曲である。
荒々しい感じの旋律が弦楽器と金管楽器、打楽器により示される。
木管楽器による軽快な旋律や弦楽器によるゆったりした旋律など、
様々な旋律が絡みながら、徐々に盛り上がり、最後は力強く終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハヴァーガル・ブライアンの演奏会用序曲「勇気のために」を聴く

2012-10-23 04:09:36 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンの作品。
演奏会用序曲「勇気のために」は、1902年から1906年にかけて作曲された。
ウォルト・ホイットマンが1865年に出した詩集「太鼓の響き(Drum Taps)」に
インスピレーションを感じて作曲された作品のようだ。
初演は1907年10月6日ロンドンのクイーンズ・エリザベス・ホールで、
ヘンリー・ウッドの指揮で行われたようである。
今回聴いたCDの演奏はトニー・ロウ指揮、アイルランド国立交響楽団による。
ティンパニと金管楽器を中心に華やかに始まり、
ワグナーのような堂々とした感じの主題が奏されて、
そのあとクラリネットが牧歌的な旋律を奏で、
木管楽器と弦楽器により旋律が奏され、
小太鼓と金管楽器による行進曲風の旋律が現れ、
弦楽器によるゆったりとした旋律が現れ、
木管楽器と金管楽器も絡みながら曲は進行していく。
そして冒頭の堂々とした主題が再び奏されて、
金管楽器とオルガンが鳴り響き、行進曲風の旋律など、
それまでの旋律も顔を現し、金管楽器と打楽器により、
盛り上がりをみせて、最後は力強く終わる。
タイトルにあるように勇気が湧き出るような作品である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アラン・ブッシュの交響曲第1番ハ長調作品21を聴きながら、二俣川から三ツ境まで歩く

2012-10-22 05:16:39 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は二俣川から三ツ境まで往復して歩きました。
途中聴いたのは1900年生まれのアラン・ブッシュの作品。
ロンドンで生まれた彼は、王立音楽アカデミーで学び、
ベルリンにも留学し、音楽学と哲学を学んだようである。
その後、ジョン・アイアランドに作曲を師事した。
のち王立音楽アカデミーでも教えたようである。
交響曲第1番ハ長調作品21は、1939年から1940年にかけて作曲された。
初演は1942年7月24日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、
作曲者自身の指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によって行われた。
今回聴いたCDの演奏はダグラス・ボストック指揮、
王立ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック交響楽団による。
最初はプロローグ(グラーヴェ)で弦楽のみでゆったりと始まる。
やがて木管楽器と金管楽器が絡んでいき、重々しさは続く。
作曲された年代を考えると当時の不安な状況が反映している感じがする。
やがて弦楽器中心に盛り上がりをみせ、木管楽器がそれをつなぎ、
ハープが入ってホルンが鳴り響き、不安さを残したまま第1楽章に入る。

第1楽章アレグロ・モルトは、緊張に満ちた主題が金管楽器を中心に、
荒々しくリズミカルに奏されて始まるが、不安と緊張に満ちた楽章である。
木管楽器と金管楽器による荒涼とした感じの部分と、
弦楽器による重々しい部分が交互に現れたあと、
やがてその主題をもとに軽快に展開されていく。
最後は主題をもとにしながら打楽器と金管楽器中心に盛り上がって力強く終わる。
第2楽章レント・モルト-ラルゴは、低弦により重々しく始まり、
ホルンや独奏ヴァイオリンがそれに応えるようにして絡んでいく。
弦楽器がシリアスな感じの旋律を奏でていき、
奥行き感を与えるホルンがそれに絡んでいく。
徐々に盛り上がりをみせたあと、独奏ヴァイオリンが入り、
トランペットがリズミックな音型を奏でて応えていく。
その後は独奏ヴァイオリンとチェロとヴィオラが活躍し、
木管楽器と絡みながら進み、ハープも加わり、
最後は激しく荒々しいリズムを打楽器と金管楽器で奏でて終わる。
第3楽章アレグロ・モデラート・エ・デシーソは、
フンファーレ風に金管楽器が奏でて堂々とした感じで始まる。
小太鼓と金管楽器が鳴り響く部分はショスタコーヴィチ風でもある。
行進曲風に進行しながら、徐々に盛り上がり、最後は力強く終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウィリアム・アルウィンのヴァイオリンとピアノのためのソナティネを聴きながら、片倉町から横浜まで歩く

2012-10-21 14:50:08 | 古典~現代音楽イギリス編
一昨日は片倉町から横浜まで歩きましたが、
昨日はウォーキングを休みました。
途中聴いたのは1905年生まれのアルウィンの作品。
ヴァイオリンとピアノのためのソナティネは、1933年に作曲された。
演奏はマデリーン・ミッチェルのヴァイオリン、
アンドリュー・バールボールのピアノ伴奏による。
第1楽章アレグロ・エ・グラチオーソは、
ピアノの流れるような伴奏に乗って、
歌うようにヴァイオリンが旋律を奏でていく。
それは印象派風の旋律で、いきいきと明るい感じである。
中間部を経て、冒頭の旋律が繰り返され、最後はおだやかに終わる。
第2楽章アダージョは、ピアノの叙情的な旋律に、
ヴァイオリンが絡んで曲は進行していく。
途中カデンツァ風の部分をはさみ、最後静かに終わる。
第3楽章ヴィヴァーチェは、軽快な旋律がヴァイオリンにより奏され、
ピアノはそれを支えていき、途中牧歌的なおだやかな部分を経て、
また再び冒頭の軽快な旋律が奏でられ、最後は力強く終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする