Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エドワード・ジャーマンのジプシー組曲を聴く

2012-10-19 05:06:01 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは1862年生まれのエドワード・ジャーマンの作品。
シュロップシャーに生まれた彼は、
5歳の頃からピアノやオルガンを学び始めた。
その後王立音楽アカデミーに入学して、
ヴァイオリンやオルガンを学ぶとともに、
エベニーザー・プラウトに作曲を師事した。
1884年から彼自身も王立音楽アカデミーで教えるようになったようだ。
それとともにライト・オペラの作曲も始めるようになり、
サリヴァンの後継者となるようだが、
そのこともあってか彼の名前はあまり知られていない。
ジプシー組曲は、1892年に作曲された。
演奏はサー・トーマス・ビチャーム指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。

第1曲メランコリックなワルツは、短い序奏のあと、
ワルツのリズムに乗って弦楽器によって奏でられる歌うような旋律は、
どこか悲しい感じで、感傷的な旋律が奏でられていく。
第2曲アレグロ・ディ・モルトは、
軽快なリズムに乗ってハンガリー舞曲風の旋律が奏でられる。
最後は盛り上がって、華やかに終わる。
第3曲メヌエットは、優雅な感じの舞曲である。
ロマンティックで、最後はおだやかに終わる。
第4曲タランテラは、軽快なリズムに乗って、
タランテラ風の旋律が奏でられていく。
最後は盛り上がって、力強く終わる。
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マルコム・アーノルドの「タモ・シャンター序曲」作品51を聴きながら、鶴ヶ峰から希望が丘まで歩く

2012-10-18 05:40:26 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は鶴ヶ峰から希望が丘まで歩きました。
途中聴いたのは1921年生まれのマルコム・アーノルドの作品。
「タモ・シャンター(タム・オ・シャンター)序曲」作品51は、
1955年に作曲された演奏会用序曲である。
ロバート・バーンズの魔女伝説に基づく詩を音楽化した作品である。
演奏はデレク・ジェイムスのトロンボーン、
ヴァーノン・ハンドリー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
弦の持続音の上でクラリネットとピッコロが旋律を奏で、
ファゴットがそれを受け継ぎ、民謡的な旋律が奏でられ、
トロンボーンも加わって、魔女の世界を現す怪しい雰囲気が作り出される。
荒々しい部分は嵐を表現し、舞曲風の旋律は魔女や悪魔の踊りを描写している。
その場から逃げようとする場面は速いテンポで表現され、最後は力強く終わる。
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グランヴィル・バントックの「オマル(ウマル)・ハイヤームへの前奏曲」を聴く

2012-10-17 06:53:36 | 古典~現代音楽イギリス編
ドイツから注文していた古本が届いた。
オーバーバイエルンの1863年の官報である。
1巻に丁寧にまとめられていて興味深い。
ハーバーフェルトトライベンに関する記事もあるので役に立つ。
昨日はウォーキングを休みました。
昨日聴いたのは1868年生まれのバントックの作品。
「オマル(ウマル)・ハイヤームへの前奏曲」は、
独唱と合唱および管弦楽のための作品「ルバイヤート」の一部で、
1906年から1909年にかけて作曲されたようである。
演奏はヴァーノン・ハンドリー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
ホルンの響きに始まり、管弦楽でその旋律を繰り返す。
そして主旋律が現れ、それが弦楽器を中心に奏でられていく。
徐々に盛り上がっていったあと、別の主題がチェロに現れ、
他の楽器にも受け継がれ、ややエキゾティックな感じになり、
最後は神秘的な雰囲気な中で静かに終わる。
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フレデリック・ディーリアスの「エヴェンテュール(むかしむかし)」を聴く、そして三枚町から西谷まで歩く

2012-10-16 04:55:03 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
今回取り上げるのは1862年生まれのディーリアスの作品。
「エヴェンテュール(むかしむかし)」は、
1916年から1917年にかけて作曲された。
1919年サー・ヘンリー・ウッドの指揮でロンドンで初演された。
ペーテル・クリステン・アースビョルンセンの民話に基づき、
作曲された管弦楽のためのバラードである。
演奏はサー・チャールズ・グローヴズ指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
低弦が旋律を奏でる序奏部は幻想的な感じである。
そのあと弦楽器が奏でる旋律はディリーアスらしい。
フルートやファゴットなど木管楽器が絡みながら、
ティンパニが鳴り響き、荒々しい部分も見せながら、
何度か盛り上がる場面をみせていく。
男声による叫び声(ワイルド・シャウツ)も2回あり、
鐘が鳴り響き、ハープとチェレスタが入り、
そのあとはおだやかな感じになり、
弦楽器が歌うように旋律を奏でていく。
そして木管楽器やハープが絡み、回想的な音楽となり、
最後は弦楽器中心となって、静かに消え入るようにして終わる。
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サー・フレデリック・ハイメン・コーエンの交響曲第6番ホ長調「田園詩風」を聴きながら、緑園都市まで歩く

2012-10-15 05:51:05 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は久しぶりに二俣川から緑園都市まで往復して歩きました。
途中聴いたのは1852年生まれのコーエン(カウエン)の作品。
彼は、ジャマイカのキングストンで生まれた4歳の頃イギリスに移った。
フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒで学び、
ハウプトマンやライネッケに師事したようだ。
プロイセン=オーストリア戦争が勃発すると帰国し、
その後はハレ管弦楽団などで指揮者を務めたりした。
交響曲第6番ホ長調「田園詩風」は1897年に作曲された。
同年3月31日ハンス・リヒターの指揮によりロンドンで初演されている。
演奏はダグラス・ボストック指揮、オーフス交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
ヴァイオリンが牧歌的な第一主題を奏でて始まる。
それにフルートなど木管楽器が絡み合っていき、
ドイツ的な部分を感じさせ、ロマンティックである。
第二主題は大らかな感じの旋律である。
そして展開部に入り、第一主題から展開されていくが、
リヒャルト・シュトラウスを感じさせるようなところもある。
そしてそれぞれの主題が再現されて、
主題の一部を繰り返しながら盛り上がりをみせ、最後は力強く終わる。

第二楽章アレグロ・スケルツァンドは、
イングリッシュ・ホルンがやや影のある叙情的な旋律を奏でて始まる。
弦楽器は対照的な明るく牧歌的な旋律を奏でていく。
その二つの旋律を中心に曲は進行し、最後はおだやかに終わる。
第三楽章アダージョ、モルト・トランクィロは、
低弦により重々しくゆったりと始まる。
弦楽器に木管楽器も絡みながら、甘く優しい旋律が奏でられていく。
フルートやクラリネットなど木管楽器群と、
弦楽器群が交互に現れながら、旋律を受け継いでいき、
ドラマティックに盛り上がる部分も見せながら、最後おだやかに終わる。
第四楽章モルト・ヴィヴァーチェは、
弦楽器により堂々とした感じの旋律が奏でられる。
その旋律をもとに展開されていく技法はなかなかである。
最後は明るく平和な雰囲気の中、おだやかに終わる。
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