Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジョージ・バラティの「闇の歌」を聴く

2014-05-23 05:50:23 | 古典~現代音楽北アメリカ編
治ったと思ったらまだ咳が出て、風邪は完治していません。
今回取り上げるのは、1913年生まれのバラティが、
1993年に作曲した「闇の歌」である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
今回聴いたCDはウラディミール・ヴァーレク指揮、
チェコ放送交響楽団による演奏である。
打楽器の音に始まり、管楽器がハーモニーを加える。
鐘の音が響き、そのあとは木管楽器が旋律を奏でていく。
シロフォンと弦楽器による演奏のあと、
再び木管楽器による悲しげな旋律が奏でられていく。
その旋律を他の楽器も引き継いでいく。
最後はティンパニの叩く音に合わせ、
管弦楽全体で盛り上がりをみせ、
打楽器のみが残りリズムを繰り返して終わる。
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ファーディ・グローフェの組曲「ナイアガラ大瀑布」を聴く

2014-05-20 06:11:04 | 古典~現代音楽北アメリカ編
咳が続き、いまだウォーキングどころではありません。
今回取り上げるのは、1892年生まれのグローフェが、
1961年に作曲した組曲「ナイアガラ大瀑布」である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
今回聴いたCDはウィリアム・T・ストロンバーグ指揮、
ボーンマス交響楽団による演奏である。
第一曲「瀑布の轟き」は、瀑布から落ちる水が作り出す轟音を描写している。
金管楽器により力強い旋律が奏でられて、木管楽器が落ちる水を示す。
第二曲「デビルズ・ホールの大虐殺」は、フレンチ=インディアン戦争後、
イギリスとインディアンの間に起きたポンティアック戦争での史実を扱っている。
セネカ族やオタワ族などがナイアガラの滝に向かうイギリスの補給部隊を襲い、
70人近くの兵士がこの戦闘で殺され、イギリス側に大きな打撃を与えた。
このことをイギリス側がデビルズ・ホールの虐殺とよんでいるのだ。
イギリスから見ればフレンチ=インディアン戦争で勝ったのだから、
フランス人たちがいたところはイギリスのものだという主張になるのだが、
これに対し、先住民は自分たちの土地であることを主張し、
そのことから両者の間にこの戦争が起こったわけで、
その忘れてはいけない歴史の場となったことを伝えている。
弦楽器の揺れるような旋律の上で、オーボエが旋律を奏でて始まる。
その旋律は心細く寂しい感じの旋律で、その旋律は繰り返されていく。
そのあとは戦闘を思わせる激しく荒々しい感じの音楽となり、静かに最後は終わる。
第三曲「新婚旅行者たち」は、ハネムーンの場所ともなった滝の姿を描写している。
ロマンティックな旋律が弦楽器により奏でられて始まり、最後は盛り上がって終わる。
第四曲「ナイアガラの力-1961」は、水力発電所としてのナイアガラを描いている。
ナイアガラには1961年に水力発電所が設置されるようになった。
不安を思わせるような旋律が奏でられた後、金管楽器は堂々とした旋律を奏でる。
その後の激しく荒々しい感じの音楽は、発電所建設の厳しい様子を描いているのだろう。
理想と現実を示しているか、その後は建設後を表しているのか明るい音楽になる。
水力発電所としての力を示すかのように高らかに金管楽器が旋律を奏でて最後終わる。
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ジョナサン・レシュノフの交響曲第1番「忘れられた聖歌、そしてリフレイン」を聴く

2014-05-18 07:09:50 | 古典~現代音楽北アメリカ編
風邪は治らず咳も出て、ウォーキングどころではありません。
病院に行き、薬をもらってきたものの、回復には時間がかかりそうです。
今回取り上げるのは、1973年生まれのレシュノフが、
2004年に作曲した交響曲第1番「忘れられた聖歌、そしてリフレイン」である。
ニュージャージーで生まれた彼は、早くから作曲の才能を発揮したようで、
作品の委嘱を受けて作曲活動を続け、タウソン大学の准教授に就任し、
現在は教授として音楽理論、作曲法、オーケストレーションを教えている。
今回聴いたCDはマイケル・スターン指揮、
IRIS管弦楽団による演奏である。
第一楽章「導入」は、聖なる感じを思わせる鐘の響きで始まる。
クラリネットが旋律を奏で、ホルンが聖歌風の旋律を奏でていく。
その旋律をもとに展開し、次の第二楽章「速く」に続く。
速く流れるような旋律が奏でられ、木管楽器と打楽器が活躍していく。
終わりの方では金管楽器も加わり、盛り上がったところで次の楽章に続く。
第三楽章「遅く-より速く-そのまま」は、クラリネットが旋律を奏でて始まる。
ピアノが奏でる聖歌風の音型と弦楽器が絡み、クラリネットも絡んでいく。
牧歌的なのどかさがみられる感じが続き、再び速い部分が途中に現れ、
ホルンが奏でる聖歌風旋律と絡み合っていき、最後はおだやかな感じで終わる。
第四楽章アレグロは、その穏やかさを破る2つの音型で始まる。
速い動きの旋律が奏でられていき、鐘など打楽器が絡んでいく。
そしてホルンが聖歌風の旋律を奏でて絡んでいき、次の楽章に続く。
第五楽章「解決」は、鐘の音で始まり、弦楽器とピアノがそのあとに入る。
ゆったりとしたテンポの中、再びグレゴリオ聖歌風の旋律が奏でられ、
クラリネットも旋律を奏で、ピアノが音型を繰り返し、
最後は弦楽器中心に穏やかに終わる。
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ジョージ・ガーシュウィンのパリのアメリカ人を聴く

2014-05-16 05:53:06 | 古典~現代音楽北アメリカ編
ずっと風邪をひいており、ウォーキングどころではありません。
今回取り上げるのは、1898年生まれのガーシュウィンが、
1928年に作曲したパリのアメリカ人である。
彼の略歴については、以前述べたので省略する。
今回聴いたCDはアンタル・ドラティ指揮、
ミネアポリス交響楽団による演奏である。
弦楽器とフルートによる軽快な旋律で始まり、
金管楽器が加わり自動車のクラクションを描写する。
最初の軽快な主題は様々な楽器に引き継がれ何度も繰り返される。
都会の騒々しい感じを描写したあと、いったん静まって、
トランペットがブルース風の旋律を奏でる。
アメリカへの郷愁にかられた感じである。
そして、次にジャズ風の旋律が金管楽器により奏でられ、
他の楽器もその旋律を繰り返し、打楽器が加わり荒々しくなったあと、
ブルース風の旋律が再び繰り返されて、
再び最初の軽快な旋律が奏でられて現実に戻される。
そして金管楽器中心に盛り上がったところで終わる。
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ウィリアム・シューマンの交響曲第7番を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2014-05-13 06:05:19 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは、1910年生まれのウィリアム・シューマンが、
1960年に作曲した交響曲第7番である。
彼の略歴については、以前述べたので省略する。
今回聴いたCDはモーリス・アブラヴァネル指揮、
ユタ交響楽団による演奏である。
第一楽章ラルゴ・アッサイは、金管楽器による強奏に始まり、
それに弦楽器と木管楽器が加わるが、重々しい雰囲気が続いていく。
弦楽器の奏でる旋律も緊張感のある感じで、
金管楽器によるファンファーレ風の音楽と交互に現れ、
終わりの方でクラリネットとバス・クラリネットの独奏の音が、
弦楽器のピチカートが絡み、クラリネットとバス・クラリネットの音が残る。
第二楽章ヴィゴローソ(力強く)は、そのクラリネットとバス・クラリネットが、
奏でた旋律を金管楽器がファンファーレ風に奏でて始まる。
打楽器も加わり、荒々しい感じになり、盛り上がったあと、
バス・クラリネットとオーボエだけになり、静かに終わる。

第三楽章カンターヴィレ・インテンサメンテ(激しく)は、
弦楽器によりゆったりとした旋律が奏でられて始まる。
徐々に情熱的に盛り上がりをみせクライマックスを築いたあと、
いったん静かになり、そのまま終楽章に切れ目なく続く。
第四楽章スケルツァンド・ブリオーソ(活発に)は、
軽快でリズミックな旋律が奏でられて始まる。
金管楽器と打楽器により荒々しい感じとなり、
木管楽器と弦楽器の旋律のやりとりが交互に続き、
金管楽器と弦楽器による部分から、弦楽器のみの部分に入り、
再び金管楽器と打楽器が加わり、木簡楽器も絡んで、
徐々に盛り上がりをみせていき、最後は力強く終わる。
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