peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

カラハナソウ(唐花草)

2005年09月14日 | Weblog
カラハナソウ(唐花草)クワ科 カラハナソウ属 Humulus lupulus var.cordifolius

山野に生えるつる性の多年草。茎には下向きの刺があり、いろいろなものにからみつく。葉は対生し、切れ込みのないものから3~5つに切れ込むものまで、いろいろな形がある。

 花期は8~9月。雌雄別株。雄株には淡黄色の小さな花が多数つく。雌株には卵球形の花穂がぶら下がってつく。果穂はカサカサした苞が重なりあって松かさのようになり、特有の香りがある。ビールに苦味と香りをつける「ホップ」と同じ仲間である。分布:北海道、本州(中部地方以北)

ヤブマメ(藪豆)

2005年09月14日 | Weblog
ヤブマメ(藪豆)マメ科 ヤブマメ属 Amphicarpaea edgeworthii var.japonica

林のふちなどに多いつる性の1年草。茎に下向きの毛の筋が数列あり、葉は3出複葉で互生する。小葉は長さ3~6cmの広卵形。花期は9~10月。葉のつけ根に長さ約2cmの蝶形花をつける。旗弁は紫色で、翼弁と竜骨弁は白に近い。

 豆果は長さ2~3cm。秋に根元から蔓を延ばして花弁のない閉鎖花をつける。閉鎖花は土にもぐって結実するが、豆果は平たくて小さく、黒い点々のある種子が1個入っている。分布:北海道~九州

アレチウリ(荒地瓜)

2005年09月14日 | Weblog
アレチウリ(荒地瓜)ウリ科 アレチウリ属 Sicyos angulatus

北アメリカ原産の1年草。1952年に静岡県で最初に気づかれたということですが、現在では各地に広がり困った存在になっています。
 巻きひげでいろいろなものにからみつきながらどんどん広がり、荒地や河原などに大繁茂しています。

 葉は丸みがあり、基部はハート形。花期は8~10月。黄白色の星形の花が咲きます。花は直径約1cm。雌雄同株。雄花はまばらな穂になり、雌花は丸く集まってつきます。果実はトゲ(刺)と軟毛に覆われ、数個ずつ集まってつきます。(画像は花と実)