peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アオギリ(青桐)

2005年09月21日 | Weblog
アオギリ(青桐)アオギリ科 アオギリ属 Firmiana simplex

亜熱帯の各地に自生し、伊豆半島や紀伊半島以西、四国、九州などに野生化している落葉高木。丈夫で生長が早いため、街路樹や公園樹としてよく植えられている。高さは15mほど。

 幹はまっすぐに伸び、樹皮は緑色でなめらか。葉は枝先に集まって互生し、幅15~30cmと大きく扁円形で掌状に3~5浅裂する。葉には長い柄がある。

 6~7月、枝先に淡黄色の小さな花が多数群がってつく(円錐花序)。雄花と雌花が同じ花序につく。赤みのあるのが雌花である。

 果実は果で、熟す前に舟形に5つに裂開し、そのふちに球形の種子がついている。 分布:沖縄、中国、台湾、インドネシア

オトコヨウゾメ

2005年09月21日 | Weblog



オトコヨウゾメスイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum phlebotrichum

日当たりのよい山地、丘陵に生える落葉低木。高さは1~3mぐらいになる。赤い実が美しいので公園や庭にもよく植えられている。

 若い枝は赤みを帯び、古くなると灰黒色になる。葉は3~5mmの柄があって対生し、長さ4~8cmの卵形で、先端は鋭く尖り、ふちには粗くて鋭い鋸歯がある。葉は乾くと黒くなる。

 花期は5~6月。枝先にほんのりと紅色を帯びた白い花が5~10個ずつ垂れ下がってつく。花冠は直径6~9mmで、先は5つに分かれている。雄しべは花より短い。

 果実は長さ8mmほどの楕円形で、秋(9~10月)に赤く熟して垂れ下がる。
 
 分布:本州、四国、九州


 画像はオトコヨウゾメの赤く熟して垂れ下がった果実。(画像を間違えて「ガマズミの実(果実)」を掲載しておりましたので入れ換えました。)