岩手県立花きセンターの「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に植えてある「ウラベニショウ(裏紅蕉)」の名札には、「Stromanthe sanguinea Sond. クズウコン科 ウラベニショウ属 葉の裏は赤色で美しい 花は目立たないが苞は赤色 分布:ブラジル」と書かれていました。
ウラベニショウ(裏紅蕉)/ストロマンテ・サンギネア
クズウコン科 ウラベニショウ(ストロマンテ)属 Stromanthe sanguinea
クズウコン科(Marantaceae)
ブラジル原産の常緑多年草で、高さは1.5mほどになる。葉の色彩が美しい観葉植物で葉は細長い長楕円形。光沢のある濃緑色をし、裏面は紅紫色。和名は、葉の裏が赤紫色になることに由来する。
幼苗期は根出葉だけだが、やがて花茎が立ち、先端に赤い花苞をつける性質がある。斑入り種もあり、最近は葉が美しい3色の斑入りになる「トリカラー」が出回っている。流通名は、「ウラベニショウ」「クテナンテ・クメリアナ」「サンギネア(サングイネア)」。ナンギネアは血紅色という意味で、葉の裏が赤紫色っぽいことからついたとのこと。
「ウラベニショウ(裏紅蕉)」の花の画像は、下記のWebサイトに掲載されています。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/ura-beni-shou.html
なお、「ストロマンテ属(Stromanthe)」は熱帯アメリカに約10種分布しているが、「クテナンテ属(Ctenanthe)」、カラテア属、マランタ属に近縁で、「しばしばそれらの植物と混同される」という。