
岩手県立花きセンターの「研修温室」に、「アスパラガス・デンシフロルス’メイリー’」の鉢植えが置いてありました。

アスパラガス・メイリーユリ科 アスパラガス属 Asparagus densiflorus cv.Myers
ユリ科(Liliaceae)またはキジカクシ科・アスパラガス属は、アメリカ大陸を除く世界の熱帯から温帯地方にある多年草、つる性植物や低木で、その数は100~300種といわれ、日本には4種が自生する。
真の葉は退化して非常に小さく、通常、葉として見ているものは枝が葉のように変化したもので「仮葉」と呼ばれる。根が発達し、乾燥に強いものが多い。
「アスパラガス・デンシフロルス’メイリー’」は、南アフリカ原生の常緑多年草・デンシフロルス・デンシフロルスの園芸品種。「スプレンゲリー」と同じ種類であるが、「メイリー(「マイアーズ」とも表記する)」は、かなり茎が直立し、多数の小枝を円筒状に密生するので、姿はかなり異なる。高さ50~60cmになり、小枝には長さ1cmぐらいの仮葉を多数つけ、杉の葉に似ているので、「スギノハカズラ」の別名もある。茎には目立たない刺がある。
花は白色で、直径1cm弱の赤い実をつける。耐寒性はかなり強く、関東以西では戸外で越冬できる。