peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの花々 その74:アスパラガス・デンシフロルス’メイリー’

2006年01月08日 | Weblog

岩手県立花きセンターの「研修温室」に、「アスパラガス・デンシフロルス’メイリー’」の鉢植えが置いてありました。

アスパラガス・メイリーユリ科 アスパラガス属 Asparagus densiflorus cv.Myers
ユリ科(Liliaceae)またはキジカクシ科・アスパラガス属は、アメリカ大陸を除く世界の熱帯から温帯地方にある多年草、つる性植物や低木で、その数は100~300種といわれ、日本には4種が自生する。

 真の葉は退化して非常に小さく、通常、葉として見ているものは枝が葉のように変化したもので「仮葉」と呼ばれる。根が発達し、乾燥に強いものが多い。

 「アスパラガス・デンシフロルス’メイリー’」は、南アフリカ原生の常緑多年草・デンシフロルス・デンシフロルスの園芸品種。「スプレンゲリー」と同じ種類であるが、「メイリー(「マイアーズ」とも表記する)」は、かなり茎が直立し、多数の小枝を円筒状に密生するので、姿はかなり異なる。高さ50~60cmになり、小枝には長さ1cmぐらいの仮葉を多数つけ、杉の葉に似ているので、「スギノハカズラ」の別名もある。茎には目立たない刺がある。

 花は白色で、直径1cm弱の赤い実をつける。耐寒性はかなり強く、関東以西では戸外で越冬できる。

チェッカーベリー/ヒメコウジ(姫柑子)

2006年01月08日 | Weblog
「岩手県立花きセンター」のチェッカーベリー/ヒメコウジ(姫柑子)
 2005年12月15日


 岩手県立花きセンターの「研修温室」に赤い実をつけた「チェッカー
ベリー」の鉢植えが置いてありました。和名は「ヒメコウジ(姫柑子)」

チェッカーベリー/ヒメコウジ(姫柑子)
ツツジ科 ゴールテリア属 Gaultheria procumbens
アメリカ東北部原産の常緑性低木。細い茎を叢生してカーペット
状に育ち、革質で光沢のある暗緑色の葉を付ける。葉は冬には赤み
を帯びる。

夏(7~8月)には葉腋に桃白色を帯びた小さなスズランのような
花が咲き、実は次第に大きくなり赤みを増してくる。9月以降に球
形の果実が鮮やかな輝赤色になり、ひときわ美しくなる。
結実期:1~2月、9~12月。(実の観賞時期は年末~2月)

 英名:Checkerberry、流通名:チェッカーベリー、ゴーテリア、
ヒメコウジ(姫柑子)

「チェッカーベリー」は、「ヒメコウジ(姫柑子)」とも呼ばれて
いるが、日本に自生しているヤブコウジ(藪柑子)とは異なり、赤
い実の先が割れていて、鈴のように見える。陽光と排水の良い環境
を好むが、夏の高温多湿には弱いので、夏場は日陰で風通しよく管
理する必要がある。
繁殖は種蒔き(種は微細)、株分け、挿し木など。