一関市山目にある配志和神社の参道の長い石段を登り、途中で右の方にそれるとモミ林があります。下記の画像にある通り、「北限付近に分布する貴重な植生」だそうです。
モミ(樅)マツ科 モミ属 Abies firma
山地に生える日本特産の常緑針葉高木で、高さはふつう20~30mになる。高いものは40mぐらいにもなるという。樹齢は、ふつう100~200年程度とか。
若木の樹冠は円錐形であるが、老木になると広卵状円錐形になる。樹皮は暗灰色で鱗片状にはがれる。若い枝には短毛がある。
葉は長さ2~3.5cmの線形で、先は丸みを帯びるが、若木の葉は先が2つに割れて尖る。
花期は5月。雄花は黄緑色で円筒形、雌花は緑色。雌雄同株。球果は長さ10~15cmの大型の円柱形で、はじめは緑色、秋にはやや緑色を帯びた褐色になる。包鱗は種鱗から尾状に突き出る。
分布:本州(秋田・岩手県以南)、四国、きゅうしゅう(屋久島まで)