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「コマクサ」と聞くと、心が躍る。初めてコマクサに出会ったのは、北アルプスの燕岳。それまで写真でしか見たことがなかったコマクサを直接目にした感動を今でも覚えている。
燕岳以外にも「コマクサの大群落」が見られる場所はあるが、多くが何時間も歩く場所にある。登山口までの移動もかなりのものだ。だからこそ価値があるのだが、ゆるいトレッキングが大好きな筆者にとってはハードルが高い。
そんなとき、偶然出会ったのが長野県の浅間山の西方に位置する三方ヶ峰(さんぽうがみね)のコマクサだ。おそらく首都圏から最も短時間でコマクサに会える山、三方ヶ峰のコマクサやその周辺の魅力について紹介する。
コマクサは、漢字で「駒草」と書く。その名前は、花の形が馬の顔の形に似ていることに由来する。高山の砂礫の稜線という、他の植物が生えないような厳しい環境の場所で美しいピンク色の花を咲かせ、「高山植物の女王」と呼ばれる。
見ごろは地域によって異なり、三方ヶ峰のコマクサは例年6月下旬から7月下旬といわれるが、筆者が8月に三方ヶ峰を訪れた時でも十分見ごたえはあった。
一夜限りのサガリバナ はかない甘い香り、夏の夜の「お花見」 宮古島© 琉球新報
夜に咲き、甘い香りを漂わせながら一夜で散るサガリバナの魅力を伝えるため、宮古島環境クラブは4日にかけて、宮古島市平良西仲宗根の添道サガリバナ群生地で「添道サガリバナ 夜のお花見」を開催中だ。来場者は約230メートルの遊歩道沿いやその周辺でライトアップされたサガリバナ約600本の花々を堪能した。
同イベントは2001年から開かれており、今年は6月24日から始まった。白やピンク色の花から甘い香りが漂うと、来場者は顔を近づけて楽しんだ。時折、花にとまり蜜を集めるミツバチの姿も。
宮古島環境クラブの下地邦輝会長は「年々来場者が増え、夜のお花見が地元に根付いてきた。多くの人にサガリバナの魅力を感じてほしい」と来場を呼びかけた。イベントは午後7時半~午後9時半まで。(友寄開)
https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-sagaribana_large.html