2018年1月18日(木)、昨年購入していた表記の本を漸く読み終えました。この本のカバーの裏側には次の通り書かれています。
植物はなぜ薬をつくるのか:古代から人間は植物のもつ成分を薬として活用してきた。しかし、なぜ、どのように植物が薬を作るのかがわかってきたのは、ゲノム解読が進んだ、つい最近のこと。最先端の研究を紹介しつつ、植物と薬の奥深い関係を探る。
プロローグには、「植物は人間に優しく恵みを与え、植物成分は健康をもたらしてくれるものと、私たちは思ってしまいます。(中略)確かに、植物やその化学成分が、私たちの生活にうるおいと安らぎをもたらし、薬や健康食品として、健康の増進に役立っていることは間違いがありません。実際に非常に多くの薬が植物から得られています。誰もが何らかの形で、毎日植物からの化学成分の恩恵にあずかっているのです。
しかし、植物の側から見たときに、植物は私たち人間に恵みを与えるつもりでこれらの化学成分を作っているのでしょうか?
恵みをもたらしていると考えているのは、一方的に人間の側だけから見た勝手な思い過ごしではないでしょうか?もし、そうだとしたら、なぜ植物はこのような化学成分を作り出すのでしょうか?
本書は、そのような基本的な問いかけに答えようとして書かれています。
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