peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの花々 その82:木立性ベゴニア「メタリカ」

2006年02月17日 | Weblog



木立性ベゴニア「メタリカ」シュウカイドウ科 ベゴニア属 Begonia metallica
 木立性ベゴニアは葉が上に向って伸びていくタイプのベゴニアだそうです。シャンデリアを思わせるような豪華な花や茎、葉の形など様々です。

 下記のWebサイトには、「メタリカ」の画像と共に次の文章が記載されています。

 http://www.rakuten.co.jp/gardensk/430279/438148/431694/435204/
[楽天市場 木立ベゴニア図鑑 木立ベゴニア「メタリカ」]

 シックなダークカラーの葉と淡いピンクの花とのコントラストが美しい原種系品種。花の裏側には赤いふわふわした産毛がついていて、思わず触れてみたくなるような愛らしさがあります。

一関市東山町長坂のオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の花

2006年02月15日 | Weblog


きのう(2/15)、一関市東山町長坂地区内を散歩していたとき、土手の日だまりにオオイヌノフグリの花が咲いていました。

 ふつうオオイヌノフグリの花が咲くのは3~4月ごろですので、寒さに耐えて咲く花がとても愛しく感じました。

 下記の画像は、2004年4月5日に撮った最盛期のオオイヌノフグリの花です。寒さに耐えて咲く花と比べると花の色が淡いようです。





オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 Veronica persica
ユーラシア、アフリカ原産の1~2年草で、日本中で見られる帰化植物。日本には明治時代に入り、今では全国各地の畑や田のあぜ、道ばた、土手などに広がっている。
 茎は根もとから枝分かれして、横に大きく広がる。葉はほとんどが互生し、長さ7~18mmの卵状広楕円形で、ふちには鈍い鋸歯がある。

 花期は3~5月だが、暖かい地方だと2月には花が見られる。上部の葉のつけ根に直径8mmほどのルリ色の花を上向きにつけるが、雨の日や曇りの日には、花を閉じてしまう。
 和名は、果実の形が犬の陰嚢(ふぐり)に似ていることによるが、果実はイヌノフグリより平たい。

 なお、仲間に「イヌノフグリ(犬の陰嚢)Veronica didyma var.lilacina」というものもあるという。「花は直径3~4mmで、淡いピンクに紅紫色のすじがある。果実は2個の球がくっついたような形」とか。

久しぶりの散歩(2月15日)

2006年02月15日 | Weblog



きょう(2/15)は、たいへん暖かだったので久しぶりに散歩しました。暖かい日が続いているので雪溶水で川の流れが豊かになっていました。
 フキノトウが出ているかと思ったのですが、1つも見つけることができませんでした。オオイヌノフグリの花が咲いていました。




岩手県沢内村安ケ沢のユキツバキ(雪椿)

2006年02月14日 | Weblog


昨年(2005年)の5月、岩手県沢内村にあるカタクリの里「安ケ沢(やすがさわ)」というところに、カタクリの花を見に行ったとき、車を置いた駐車場の近くの民家(農家)の庭に、垣根のように仕立てられたユキツバキ(雪椿)が花を咲かせていました。

ユキツバキ(雪椿)については、下記のWebサイトに記載されている情報が役に立つと思います。

http://www.niigata-nippo.co.jp/nogyo/garden/garden0326.html
[ようこそ緑の夢王国へ新潟県立植物園(12)キツバキ 多雪地の環境に適応]










ユキツバキ(雪椿)ツバキ科 ツバキ属 Cammellia japonica var.decumbens
ユキツバキは、富山、石川、新潟など北陸、東北の多雪地に自生する常緑低木で高さ1~2m。ヤブツバキと共に日本原産のツバキである。枝はしなやかで、地面についたところから根を出す。雪の重みで横に這うような樹形になっているものが多いという。 

 葉はヤブツバキより薄くて網状の脈が目立ち、ふちの鋸歯は鋭い。花弁は薄く、外側に広がっている。雄しべは短く、花糸が赤味を帯びるものが多い。花期は4~5月。東北地方から北陸地方まで分布する。

 下記のWebサイトには、白花のユキツバキの画像が掲載されています。

 http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_rusticana.html
[草木図譜 ユキツバキ]

蕪栗沼の渡り鳥観察会 その8:蕪栗沼のオオヒシクイ

2006年02月12日 | Weblog


蕪栗沼にいるオオハクチョウやマガン、マガモなどをフィールドスコープや双眼鏡で観察していたら、後の湿地帯にいる鳥をフィールドスコープで覗いていた人が、「マガンの群に混じってオオヒシクイがいる」と叫びました。100m以上離れていてはっきりしたことは良くわかりませんでしたが、「マガンよりも頸は長く、嘴は黒く、先端が黄色」という特徴を確認することができました。ヒシクイ/オオヒシクイは、ガン類の中で特に警戒心が強く、頸を上げて絶えず辺りをうかがっているそうです。

私の光学3倍ズームのデジカメでは、下記のような画像しか撮れませんでした。

なお、「オオヒシクイ」のアップ画像は、下記のWebサイトで見ることができると思いますのでアクセスしてみてください。

 http://f1.aaa.livedoor.jp/~fsuzuk/hisikui01.htm
[寝屋川の野鳥園 ついでの野鳥編 オオヒシクイ 琵琶湖 湖北(2005/11/23)]



ヒシクイ/オオヒシクイカモ目/カモ科 Anser fabalis 英名:Bean Goose
 「ヒシクイ(菱喰)/オオヒシクイ(大菱喰)」については、下記のWebサイトに掲載されていることですが、冬に海を渡って日本にやって来る渡り鳥(冬鳥)の一種で、ガンの仲間です。体長は80~85cmぐらいで、両方の羽を広げると160cmほどもあるそうです。

 http://www.ktr.mlit.go.jp/jousou/kankyo/shizen/hishikui/
[圏央道・牛久土浦BP周辺の自然環境:ヒシクイについて]

日本とロシアの研究者の共同研究によると、サハリンを経由するルートと千島列島を伝って来るルートが推定されているようです。日本でも昔は、いろいろな所にヒシクイの越冬地があったそうですが、現在は少なくなり、大きな越冬地としては、新潟県の福島潟・鳥屋野潟・佐潟などがあるそうです。

 ヒシクイとマガンは狩猟鳥として狩りを行っても良い鳥となっていましたが、1971年にヒシクイ・マガン・コクガンが天然記念物に指定され、狩りを行ってはいけない鳥となったそうです。特に「オオヒシクイ」は、環境省が公表しているレッドデータリストで「準絶滅危惧」に指定されているとのことです。「絶滅危惧」とは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては[絶滅危惧]に移行する可能性のあるもの」です。また、文化財保護法に基づく天然記念物にもなっており、充分に保護を行っていく必要があるということです。