peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの花々 その81:木立性ベゴニア「アレグロ」

2006年02月04日 | Weblog


岩手県立花きセンター本館の南側に位置する「研修温室」は、「低温区」「中温区」「高温区」の3つのエリアに分かれており、「低温区」には、根茎性および木立性のベゴニアが植栽展示されています。
 昨年、ベゴニア区の温室では、「改植したり、ティネラ系や球根ベゴニア、木立系の各系で新品種を導入した」とのことです。画像のベゴニアには、「木立性ベゴニア アレグロ」の立札がついていました。
木立性ベゴニア アレグロシュウカイドウ科 シュウカイドウ属 Begonia 'Allegro'
ピンクの大型の花房をつける木立性多肉型のベゴニア「アレグロ」については、下記のWebサイトに、来歴や形状等が詳しく記載されています。

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~zizi24/allegro.htm
 


岩手県立花きセンターの花々 その80:木立性ベゴニア「フクシアレッド」

2006年02月03日 | Weblog

岩手県立花きセンター本館の南側に位置する「研修温室」は、「低温区」「中温区」「高温区」の3つのエリアに分かれて、「低温区」には、根茎性および木立性のベゴニアを植栽展示しています。

 http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/sisetu-setumei/setumei-02.html

【 分 類 】シュウカイドウ科(Begoniaceae)シュウカイドウ属(Begonia)
【 原 産 地 】オーストラリアを除く、熱帯~亜熱帯に約2000種が分布し、未発見の種類もまだ多くあります。東南アジアやアマゾン川流域のような、高温多湿のジャングルからアフリカ の乾燥地帯、また、アンデス山脈のような高冷地など、その生育条件は非常にバラエティーに富んでいます。主にブラジル、メキシコ、コロンビアなどの中南米やフィリピン、ボルネオ、 ニューギニアなどの東南アジア、また中国、ベトナム、ミャンマー、インド、ヒマラヤ地域、カメルーン、ナイジェリア、ザンビア、マダガスカルやアフリカ に多くの原種(野生種)が自生しています。 もちろん日本にもシュウカイドウなど野生のものもあります。
(以上、http://www.hakone-begoniaen.com/about.htm[箱根ベゴニア園]より転載)

ベゴニアは、原種だけでも2000種余りあるとのことで、「木立性ベゴニア」「根茎性ベゴニア」「球根性ベゴニア」「レックスベゴニア」「球根ベゴニア」「センパフローレンス」「冬咲きベゴニア」「エラチオールベゴニア」などに分類されています。
木立性ベゴニア フクシアレッドシュウカイドウ科 シュウカイドウ属
 Begonia Ersect Stemed
 「木立性ベゴニア」については、下記のWebサイトに詳しい情報が記載されていますが 茎がまっすぐに立ち上がる性質をもったベゴニアをこのグループに分類しています。1本ないし数本のシュートを出し、葉腋から花茎を出して集散花序の花を咲かせます。
 球根性種に次いで明るいところを好み、春から秋にかけて50%程度の遮光下で花を咲かせます。最近では、四季咲き性の性質を持った品種が交配種として多く作出されていますので、木立性種の開花期が春から秋というのは必ずしも当りません。

 普通30~40cmの草丈で店頭販売されていますので、そのくらいの大きさかと思ってしまいがちですが、成長に従って鉢をゆるめていけばどんどん大きくなり、富士国際花園とかなばなの里などのベゴニア園では2m近くの大きさのものも見られます。

 木立性種は、一般に葉を見るというより房咲きの花の美しさを楽しむものですが、クロロステイクタ(B.chlorosticta)やブレビリモーサ(B.brevirimosa)などの葉の美しい品種もけっこう多いようです。

 (以上、http://www5b.biglobe.ne.jp/~jbs/cane.htm、[2.特徴]より転載。)
 
なお、木立性種は、茎の性状によって更に次の5つに細分類されるそうです。
(1)矢竹型、(2)叢生型、(3)多肉茎型、(4)蔓性型、(5)センパフローレンス(四季咲きベコニア)

 画像のベゴニアには、「木立性ベゴニア フクシアレッド」の立札がありました。



岩手県立花きセンターの花々 その78:アスパラガス・スプレンゲリー/スギノハカズラ(杉の葉葛)

2006年02月01日 | Weblog



岩手県立花きセンターの「研修温室」に植えられている植物が赤い実をつけていた。アスパラガスに似ていると思っていたら、やはり、和名が「スギノハカズラ(杉の葉葛)」というアスパラガスであった。

アスパラガスの科名は、「ユリ科」が多いが、下記のWebサイトに記載されているように「キジカクシ科」とするものもあるようです。

 http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/aspara-spren1.htm
 [英名:sprenger asparagus、 略称:スプレンゲリー、性状:常緑多年草、原産地:南アフリカ、特徴:アスパラガス・デンシフロルスの品種で「メイリー」と同じ種類ですが、直立性のメイリーとは異なって、茎はよく分枝して、多数の小枝を出して四方に広がるので、姿はかなり異なります。吊り鉢向きです。仮葉は細く、杉の葉に似て、繊細な雰囲気です。茎にはトゲがあります。]

http://www.ige.tohoku.ac.jp/kinouseigyo/plants/aspa_hy.html
[アスパラガス属植物(アスパラガス科)Genus Asparagus(Asparagaceae)]

なお、花の画像は、下記のWebサイトに掲載されています。

http://blog.goo.ne.jp/luna126/e/1f9ba797f2684d715fa826f57b64c9fa
[今、盛りです。アスパラガス・スプレンゲリーのお花。バニラのような香りがひろがります。小さなお花だけど、香りは強い。あちこちで、ふさふさと繁殖中。小さな緑の実ができ、だんだん大きくなったら、真っ赤な実に。]



アスパラガス・スプレンゲリー/スギノハカズラ(杉の葉葛)ユリ科 アスパラガス属
Asparagus densiflorus cv.Sprengeri
ユリ科(Liliaceae)アスパラガス属(Asparagus)は、アメリカ大陸を除く世界の熱帯から温帯地方にある多年草、つる性植物や低木で、しの数は100~300種といわれ、日本には4種が自生する。真の葉は退化して非常に小さく、通常、葉として見ているものは枝が葉のように変化したもので仮葉と呼ばれる。根が発達し、乾燥に強いものが多い。

「アスパラガス・スプレンゲリー(スギノハカズラ)Asparagus densiflorus cv.'Sprengeri'
性状:吊り鉢に向く多年草で、茎が叢生して四方へ拡がり長さ1mぐらいになる。茎はよく分岐し多数の小枝を出し、長さ1~3cmぐらいの仮葉を着ける。花は淡桃色を帯びた白色で小さく芳香があり、径1cmぐらいの実が紅く熟して美しい。
(以上、誠文堂新光社・発行、日本インドア・グリーン協会・編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より転載)