高尾で買ってきた三角納豆を食べました。
八王子の小堀商店で作っている、経木で三角に包まれた納豆です。
都内でも「三角納豆もどき」はよくあります。
パッケージを三角形にしているが、たしかに経木を使っているけど、納豆がビニールでくるまれて経木に包まれているだけだったりして、小堀商店のように経木にじかにくるまれているのとは違う。
ビニールでくるんで期待を裏切り、、、馬鹿にするのにもほどがある!そんなビニール納豆をわらでくるんだり、三角形にしたり、いい加減にしろと言いたい。
小堀商店のこの納豆はほんま物です!
そもそも納豆は、茹でた大豆をわらにくるんでいたら、わらの菌が大豆を納豆に仕上げてくれたのがオリジンです。
私の子供のころはわら納豆の、わらにこびりついたカビカビになった納豆を、箸でこすり落とすのが楽しみでした。東京ではわら納豆が無くて、水戸に出張に行った人がわら納豆をお土産に買ってきてくれた。それが嬉しくてねー。東京では三角経木納豆が普通でした。
朝早くから、母さんが大きなどんぶりに、この納豆を移しかえて混ぜ混ぜしていました。寝起きでぼーとしていると、よく混ぜ混ぜを手伝わされたもんです。うちでは刻み海苔やネギを混ぜていました。家庭によっては生卵を入れるところもある。
この三角納豆は経木にじかに入っていてうれしい。
経木の香りが納豆に、ほのかに移っています。
大きなどんぶりに納豆を移します。
最後は箸でそぎ落としていきます。
これが、楽しいのだな。
いわば儀式ですよーーー。
そぎ落としているうちに、口の中が納豆の味を思い出して至極のひと時です。
そしてコネコネ、ぐるぐるかき回します。
なんとなんと、、、写真は私が撮ったので、かき回している手元は、、、関西人のもの、、、。
生まれてこのかた納豆に触ったことがないと!!!
どうかき混ぜるのですか?
なんだとー?
どうかき混ぜる、というか「混ぜればいいんだよー!」。
「美味しそうに見えればいいんだー」
「その、おいしそうがわかりません」
「ばか!」
本当に関西人は、、、納豆を食べたことがない人がいるんだ、、、というほうが新鮮な驚きだった。
納豆を食べたことのない人には、わら納豆でも経木納豆でも、最近の小さなパッケージでも、どれでもどーでもいいのだろう。
もったいない!!!
この、ほんま物の経木納豆を見つけて、私はえらく感激しているのに!
昔ながらの、ほんま物なんだぞーーー。
なんて、もったいないやつなんだ。
90g入っています。
120円ぐらいだと思う。高級品じゃありませんから。
小堀商店さまさまです!
八王子で作っているようだ。私はJR高尾駅の一言堂で買いました。
東京都」八王子市天神町3-2
042-622-4532