ランシモ

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エクアドル編、アマゾンラリーの思い出

2017-10-18 19:16:26 | 旅行記

エクアドルにはラリーなので陸路で国境を越え入国しました。

当時のエクアドルは世界では珍しい鎖国国家だった。と言っても今時なので、完全に鎖国しているわけじゃなく、ビザ取得が難しいくらいだった。東京のエクアドル大使館はビルの一部屋だった。

私の兄が医者で、WHOで長寿村を訪ねてアクアドルのビルカバンバに調査に行ったことがあった。温暖で食べ物が豊富で文明から離れていてストレスがない、、、いい所だと聞きました。

アマゾンラリーは参加台数が100台ぐらいと少なく、1台1台スタートしていくがあっという間に他のラリー車は見えなくなる。どこでどう道を間違えたか、私たちは2日間行方不明になっていた。コロンビアのボコダからはコースに復帰できて、コンボイを組んでエクアドルの国境を越えた。

知らない土地に行くのは、国境を超えるときは軽い緊張があります。

賑やかで騒々しくて野蛮なコロンビアから、インディオの国エクアドルに入って、ほっとしました。

私の中では、同じく鎖国をしていたエクアドルとブータンは、犯罪のない国だとかってに思っていた。エクアドルは宝石のエメラルドが産出しているから、貧しい国と言っているが心は豊かであった。

米ドルに似た紙幣です。

貨幣単位がよくわからない。

南米はペソが多かったはずですがーーー。

エクアドルは太平洋に面しているところは乾燥地帯で、山岳に入れば温暖で雨量のある豊かな土地だった。

丁度、赤道がエクアドルを真横に横断しています。

だから、海岸線の低い所は猛烈に熱く、山間部と言えば4000mにもなるので肌寒い。

アンデス山脈を越えてアマゾン側に10分も車で走れば、標高はそのままでジャングルが始まります。

アンデス山脈を挟んで気候がガラッと変わります。

高山なので樹木が少なく草原のような太平洋側と、同じ4000mかと思えるようなジャングルのアマゾン側とに分かれます。

そんなアンデス山脈の高みを東へ西へと南下して、6輪駆動のモンスターマシン(ジャンル分けはトラックなのでカミオン)で走っていました。

私は6点ベルトをして後部座席というか、、、タイヤと一緒に体を締め付けられていた。

ヘルメットは当然被っているし、車内はうるさいし体は動かないし、取材とはほど遠い境遇だった。

だってラリー車なのだから、いい場面だなーここ絵になるなーここで待ち構えていたらーーーは全部却下です。最初のころは止まってとドライバーに頼んだが、、、すぐに何も言えなくなりました。

「お前、何を考えているのラリーなんだよ、、、スタートしたら止まれるわけないでしょー」

そりゃ、ラリーに参加だもの、私はメカニックなんだからと考えをスパッと切り替えました。

 

そんなわけで、長ーーーい1日が終わると、キャンプの広場でジャッキアップし車の下にもぐりこんでチェックしたり修理したり。1日500kmから1000kmのダートを走るので、すべてのボルトやサス、エアークリーナー、ガソリン、チェックをやっていた。

丈夫なサスがものの見事に折れるんだーーー。

南米のガソリンの質が悪くて不純物が混じっているので、それの掃除が大変だった。

だから、カメラ一式を持って行ったが、メカニックの仕事が終わってからしか、カメラバックから出せなかった。

エクアドルの首都はキトで標高が高くて、雲がホテルの窓のすぐわきを横切っていった。

インディオの国そのものです。

ペルーよりもインディオ率が高いのではないか。

写真で見たあの服装のまんまだった。

私ら日本人とそっくりですが、日に焼けているので違いはあります。

私は5か国を通過したが、エクアドルがいちばん好きかな~~~。

高原を走っていると、どこから出てきたのか、道端でわけのわからない果物?を売っていた。

そんな時は、無頼漢のようなドライバーが止まって、食べ物を買っていた。

「どこをどう食べるの?」というような物だった。

ドライバーがいわば船長さんで全権全能です。

山の奥地の、、、すごい奥地の村に珍しくケーキやさんがあったので、トイレタイムで止まったすきに、私はケーキを買ってみた。

お店のガラスケースに入っていたが、買ったケーキはアリだらけで真っ黒だった。

アリを振り払って食べてみたが、美味いはずはない、、、当たり前だった。

以前、北アフリカのモロッコのどこだったか忘れたが、パン屋さんでパンを買ったが、ガラスケースの中にパンがあるが、ハエがたかってすごかった。お店の人がパンをとるためにガラスケースを開けると、ハエが一斉に飛び立ちガラスケースから雲霞のように飛び出してくる。

お店の人が、パンをとりガラスケースを閉めようとすると、、、今度はハエが掃除機にでも吸われるように、、、ガラスケースの中に一斉に飛び込んでくる。

ディズニーの漫画を見るようだった。

漫画だと思っていたことは先に現実があったんですねーーー。

一体全体、パンを入れているガラスケースはなんじゃい。

結局、ガラスケースはハエを閉じ込めておく為みたいだった。

そしてアンデスのエクアドルの山中の、ケーキ屋さんのガラスケースの中は、アリさんの保管場所(巣?)みたいだった。

まーーー期待しちゃダメなのはわかっていたが、、、。

いろんなものを口にしたが、よく病気にならなかったものです。

エクアドルの辺鄙な村についてキャンプから抜け出して村を歩いていたら、村の土でできた家の暗がりに、、、日本人女性みたいな方がいらした。日本人は世界の果てまで行っていた。暗がりで目が合いましたが言葉はかけなかった。

何かの調査や何かの使命感で、何かにひかれてそこに住んでいらしたのだろう。

世界を旅すると、そんな日本人によく合います。

 

コロンビア編

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7a4f047133955771ae474d9498931260

チリ編

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/39c8302eabcb687598c84812b7b46469

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