音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

ベルク作曲《ソナタ op.1》に「ffff」という音量、そして「黄金分割」

2015年12月20日 | ◆一言◆

クラシック、バロック、ロマンティック、フランス近代などを中心に、ずっとピアノ音楽の勉強をやってきた自分の身の上を思い知ったような気がしました。「ffff」という表記がもの凄く珍しく思われたのです!(ベルク作曲《ソナタop.1》より) pic.twitter.com/sZovIpPRx1

3 件 リツイートされました

作曲家それぞれの最大音量の設定は興味深く思っています。記憶が正しければ、ベートーヴェンは「ff」まで(案外!)。シューベルトやショパン、それにたぶんドビュッシーとラヴェルも「fff」までだった気がします。作曲家それぞれの美意識と時代的発展が垣間見れる問題のような気がしています

4 件 リツイートされました

もしかすると、フランツ・リストは「ffff」くらい書いているかも!?確証はまだ無いのですが、そんな気がします。(前ツイート含め、間違いがあったらご免なさい・・・)少なくとも今、目の前には、20世紀初頭の作曲家ベルクの書いた「ffff」が確かにあります!!

3 件 リツイートされました

ベルクの《ソナタ》、計算してみたら、全179小節で黄金分割は、だいたい110小節目の「再現部」にピタリ!!合いました。しかしこれは冒頭の提示部を繰り返さない場合。繰り返し55小節を179に足して黄金比を求めると・・・なんとだいたい先程ご紹介した「ffff」の辺りになりました!!

3 件 リツイートされました

ベルクの《ソナタ》、提示部を繰り返さない場合は、再現部が楽曲の「へそ(黄金分割)」となり、繰り返す場合は曲中の最大音量「ffff」がクライマックスとなる。繰り返しをする・しない、どちらでも有意義な形が出来るよう、作曲家は設計しているようです・・・凄い手腕!面白い!!

4 件 リツイートされました


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月15日(火)のつぶやき | トップ | ショパン《エチュード「木枯... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。