音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆「倚音」に「憂い」を感じる

2010年02月12日 | ◆一言◆
和声外音の代表的なひとつ、

倚音


この歌い方を修得し、それをわがものとした人は、
音楽家としての大幅なレヴェルアップを成し遂げたことになると思うのです。

そんな倚音について、
今、ふと、モーツァルトを練習しながら、
この音に「憂い」という言葉が
ぴたり

と当てはまるのではないか、という気がしました。

いつもそうとは限らないのですが、
そういうこともあるのかも、と。



先日、プロイセンの名君フリードリヒ大王のドキュメントを見ながら、
彼の住み・愛した居城サン・スーシ宮殿の意味が、
フランス語で


「憂い無し」

という意味であることを、再び思い出し
(サン・スーシ宮殿は自分も訪れたことがあるのに、その際には
その意味を習ったはずだったのに忘れてしまうとは我ながら情けない・・・)


「憂い」

という言葉をそういえば今まで自分は、自分から使ったことはなかったな~・・・
と思っていた最中、

ふと、
音楽の力のひとつ「倚音」を通して
「憂い」という感情を
なんだか理解・感得できたような気がしたのでした






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◆楽譜は音楽家の仕事道具 | トップ | ◆モーツァルトがフルートを嫌... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。