今、隣の隣のもうひとつ隣の市で、「場外車券場」の
建設が、反対運動によって問題になっているらしい。
反対理由は、例によって「教育環境の悪化」というも
のだ。
青少年に悪影響。
いい加減聞き飽きた理由だが、実際これらの施設が出
来ると、どれほどの影響があるのだろうか。
定量化できるものではないので、客観的に判断できな
いころが弱いが、大体はイメージの問題であろう。
一般的にギャンブル場というのが、眉を顰める対象で
あることは今でも変わらない。
文化的に豊かな場、とはなっていない。
そんな、むしろ非文化的行為と言われているギャンブ
ルの中にも階層があって、当然のこと一番上は「競馬」。
その後に続くのは「競艇」(異論もあるが)。
そして、一番下に位置するのが「競輪」(異論はある
が)、ということになっている。
その世界では、「競輪」にいったら、ああ人間も終わ
りだね、と言われる。
つまり、「駄目人間の吹き溜まり」が競輪場なのだ。
今でこそ、大分小奇麗になったが、嘗ての例えば「京
王閣」、実に「吹き溜まり感」が充溢し、えもいわれ
ぬ雰囲気を醸し出していた。
ここに来ると「ああ、ついにここまで来てしまったか」
とある種の無常感に襲われた。
これで立派な駄目人間だ、と何故か心地よかったのが、
今となっては不思議だ。
「異界」を感じていたのかもしれない。
さつま揚げをくしに刺し、鉄板で焼いた「大判焼き」と
いうここでしか味わえないチープな、しかし旨いファス
トフードを頬張り、金網越しに見るレース、たまらな
い魅力があった。
間近で見るレースは、確かに格闘技であった。
まあ、そんな競輪も、今はよりスポーツ性が増し、嘗
てのいかがわしさ(それが良かったのだが)も薄れ、
健全性は増して来たと思われる(表面上は)。
しかし、イメージと言うのは一朝一夕では変わらない。
なんと言っても最下層。
しかし、これは断言しても良いが、「場外車券場」が
出来て何らかの悪影響がでることはまず無い。
出来る場所が山の中の隔離された所だし、警備員は多
いし(犯罪の場にはなりにくい)、来る人間は車だし、
所謂「青少年」には無縁の場となる。
個人的には、林の中に施設を作ること自体が反対。
しかし、決して「場外車券場」だからという理由では
ない。
もっと問題にすべきは、「パチンコ屋」である。
イメージ的には、競輪のようにあまり差別的には見ら
れないが、悪影響と言う点では、競輪の比ではない。
一見ギャンブルの顔をしていないが、実は他のギャン
ブル以上にギャンブル性が強いのが今のパチンコ。
門戸が広いぶん、ギャンブルに慣れてない人間がその
陥穽にはまる。
麻薬性。
一般主婦が転落などと言う話は、競輪にはあまりない。
子供が熱中症と言うのも。
環境的にも、趣味の悪い建物を郊外に建てまくり、風
景破壊の大きな要因ともなっている。
つまり、絶滅危惧種の「競輪」に対して文句を言うよ
り、世の中に当たり前の顔をしてはびこっている「パ
チンコ」に対して、もっと批判的な視線を浴びせるの
がやるべきことではないのかと、個人的には思うので
ある。
建設が、反対運動によって問題になっているらしい。
反対理由は、例によって「教育環境の悪化」というも
のだ。
青少年に悪影響。
いい加減聞き飽きた理由だが、実際これらの施設が出
来ると、どれほどの影響があるのだろうか。
定量化できるものではないので、客観的に判断できな
いころが弱いが、大体はイメージの問題であろう。
一般的にギャンブル場というのが、眉を顰める対象で
あることは今でも変わらない。
文化的に豊かな場、とはなっていない。
そんな、むしろ非文化的行為と言われているギャンブ
ルの中にも階層があって、当然のこと一番上は「競馬」。
その後に続くのは「競艇」(異論もあるが)。
そして、一番下に位置するのが「競輪」(異論はある
が)、ということになっている。
その世界では、「競輪」にいったら、ああ人間も終わ
りだね、と言われる。
つまり、「駄目人間の吹き溜まり」が競輪場なのだ。
今でこそ、大分小奇麗になったが、嘗ての例えば「京
王閣」、実に「吹き溜まり感」が充溢し、えもいわれ
ぬ雰囲気を醸し出していた。
ここに来ると「ああ、ついにここまで来てしまったか」
とある種の無常感に襲われた。
これで立派な駄目人間だ、と何故か心地よかったのが、
今となっては不思議だ。
「異界」を感じていたのかもしれない。
さつま揚げをくしに刺し、鉄板で焼いた「大判焼き」と
いうここでしか味わえないチープな、しかし旨いファス
トフードを頬張り、金網越しに見るレース、たまらな
い魅力があった。
間近で見るレースは、確かに格闘技であった。
まあ、そんな競輪も、今はよりスポーツ性が増し、嘗
てのいかがわしさ(それが良かったのだが)も薄れ、
健全性は増して来たと思われる(表面上は)。
しかし、イメージと言うのは一朝一夕では変わらない。
なんと言っても最下層。
しかし、これは断言しても良いが、「場外車券場」が
出来て何らかの悪影響がでることはまず無い。
出来る場所が山の中の隔離された所だし、警備員は多
いし(犯罪の場にはなりにくい)、来る人間は車だし、
所謂「青少年」には無縁の場となる。
個人的には、林の中に施設を作ること自体が反対。
しかし、決して「場外車券場」だからという理由では
ない。
もっと問題にすべきは、「パチンコ屋」である。
イメージ的には、競輪のようにあまり差別的には見ら
れないが、悪影響と言う点では、競輪の比ではない。
一見ギャンブルの顔をしていないが、実は他のギャン
ブル以上にギャンブル性が強いのが今のパチンコ。
門戸が広いぶん、ギャンブルに慣れてない人間がその
陥穽にはまる。
麻薬性。
一般主婦が転落などと言う話は、競輪にはあまりない。
子供が熱中症と言うのも。
環境的にも、趣味の悪い建物を郊外に建てまくり、風
景破壊の大きな要因ともなっている。
つまり、絶滅危惧種の「競輪」に対して文句を言うよ
り、世の中に当たり前の顔をしてはびこっている「パ
チンコ」に対して、もっと批判的な視線を浴びせるの
がやるべきことではないのかと、個人的には思うので
ある。