ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

蓼科散歩2

2007年03月30日 | Weblog
お腹も満たし、いよいよ散歩の開始。
まずは下りなのだが、ゆるい階段状のその道は、北側
でもあり踏み固められた状態の雪が残っている。
つまり、滑りやすく、歩き辛いということだ。
脇の、踏み固められて無いところをゆっくりと歩く。
誰でも同じようなことを考えるのだろう、そこを歩い
た人の足跡が残っている。
その道を下ると、今度は、一気に上りとなる。
上りは、いま下ったところとは違い、かなり急な坂道
だ。
その分距離は短いのだが(つまり谷状の地形を下って
上るということ)、いきなり足にきてしまった。
如何に、ここのところ鍛えられてないか。
非常に情けない。
別に、本格的登山をしているわけではないのだ。
本格的散歩だ(いや、慣らし散歩だ)、いましている
のは。

というわけで、何とかのぼり、上の道に出た。
ここは舗装道路で、格別、気持ちの良い道ではないの
だが、本格散歩道は雪が残っていて、まだその時期で
は無さそうなので、この舗装道路を歩くことにした。
しかも、距離的には、大分ショートカット気味。
実は、この後、スタッドレスをノーマルに換えなくて
はならいことを思い出したのだ。
あれも、ちょっとした労働なので、今は押さえ気味に。

この舗装道路をこのルートで歩くのは、久方の光のど
けき春の日だ。
結構、落石注意などの表示があったりで、山肌もとこ
ろどころむき出しになっていて、ちょっと危険な匂い
がする。
実際、落石の痕跡もあった。
落石防止網が、かろうじて石を堰き止めていた所を見
ると、一応役に立ってるんだ防止網も、と納得してし
まった。
でも、あれ以上の規模だと、ひとたまりもないのだろ
ね。

そして、暫く進むと、面白いものを発見した。
一見、なんでもない単なる大きな石なのだが、よく見
ると(よく見なくても)木が石の周りに絡んでいる。
更によく見ると(これは本当によく見ると)、それは
どうやら根のようだ。
つまり、木の根が、この石を支えている状態になって
いるのだ。
謂わば、天然落石防止帯。
この石だけは俺が守ってやる、という、木の強い意思
がひしひしと伝わってくる。
うん、なかなか良いものを見せてもらった。
これがあるから散歩も止められない、かな?
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