ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

私の名盤コレクション2

2007年03月27日 | 音楽
「三枚目はキングクリムゾンつながりで、ロバート.フ
リップとブライアン.イーノの競演アルバム<Eveninng
star>かな」(私)
「ヴォーカル無しのあれですか」(T君)
「そうそう、この頃からヴォーカル無しでも良いと思
うようになったんだ、あれは確か、輸入レコード屋で
偶然発見して、これは掘り出し物だ、と勝手に思い興
奮して買った覚えがある」(私)
「昔の、特に輸入レコード屋はそういったお宝発見的
雰囲気ありましたよね」(T君)
「中央線沿線に、そういった店が多かった」(私)
「僕は、高円寺だったんで、よく行きました」(T君)
「おおー、純情商店街か」(私)
「そういうところではなく、もう少し裏の方ですよ」
(T君)
「こっちは、吉祥寺だね」(私)
「吉祥寺辺りも多そうですね」(T君)
「他だと、下北沢とか」(私)
「ああ、あそこもありそう」(T君)
と、街案内をしたいわけではなかった、話を戻そう。

「<Eveninng star>だけど、ロバート.フリップの独
特なギターがイーノの音に(具体的な楽器は忘れた)絡
みつき、地平線に吸い込まれていく、そんな感じかな、
言葉で表現すると」(私)
「環境音楽の誕生」(T君)
「<Ambient music>とイーノは言ってるからね」(私)
「僕はあまり聴いたこと無いですが、良いですか」(T君)
「イーノだけに、良いの」(私)
「...」(T君)

「さあ、四枚目だけど、今度はイーノのソロアルバムを
挙げたいけど、いくつかある中であえて選ぶとすると
<Thursday afternoon>かな」(私)
「どういうのですか?」(T君)
「更に、ambient色が強くなった、より退屈なミニマルミュ
ージック的音楽だよ」(私)
「そんなん、良いんですか」(T君)
「そこが良いんだよね、しかも、アルバム全体で一曲
だけ」(私)
「うわー」(T君)
「こういう音楽を聴くと、ドラマチックな音楽がうる
さく感じられるよ」(私)
「そういうもんですか」(T君)
「単調な世界に浮遊する快感」(私)
「単調な世界に立ち竦む、じゃあないんですか」(T君)
「上手いこというねえ」(私)

つづく。
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