映画「靖国」の上映中止というニュースは、非常に厭な
感じであったが、京都で上映することになって、やや
ほっとしている。
プリンスホテルが「日教組」を拒否したのと同じ理由
の上映中止だったが、つまり、右翼の妨害、一応法治
国家としてはそれはないだろうと思ったが、ぎりぎり
のところで止まった、とみたい。
言論統制の中国を、他人事と笑ってはいられなくなる
ところだった。
それにしても「靖国」という名は、象徴的にどんどん
膨張していく。
この点に関しては、江戸時代に戻してほしいものであ
る。
こういう時に、全く頼りにならないテレビは、このと
ころやけにクイズ番組が目立つ。
単純に、視聴率が良いという理由からだが、相変わら
ず能が無い。
と、言ったところで、事態が変わるわけでもなく、く
だらない番組を流し続けるわけだが、そういう番組を
見てしまうこちらにも問題がある。
くだらないと言いながら見ている自分に、渇!である。
しかし、その視聴率だが、野球の視聴率の下降ぶりは
凄い。
まあ、今までが高すぎたに過ぎないのだが、テレビの
スポーツニュースは、相も変わらず野球中心で、日本
全国誰もが注目しているがごときの報道振りだ。
そんなに皆注目しているわけ無いのに、大リーグも、
日本人選手の活躍を5割アップで伝えたりと、兎に角
大袈裟というか、基本的にそれ程のニュース価値があ
るのかと、つい思ってしまう。
一番のコンテンツであるという事実も、分かっている。
基本的に、テレビはマッチポンプであるということも
分かっている。
しかし、いつまでもこんな姿勢で良いのか、と思うの
もまた事実である。
無くなったところで全く困らない、とさえ思う今日こ
の頃である。