三週つづけてカタクリの群生地に行く。
気温も20度を超えるかという、かなりのぽかぽか陽気で、
「ヒメギフチョウ」にはうってつけの天気である。
が、期待に反して、その姿は全く見えない。
どうも、この場所とは相性が良くないようだ。
というわけで、別のもう一箇所のカタクリ群生地に移動す
ることにした。
移動距離は10キロほど。
その移動中、ついでにどこかで昼飯でもと思った。
しかし、入りたくなるような店も思いつかず、さりとて何を
食べたいという積極的な気持ちも無く、パンでも食べるか
ということになった。
そこで、途中にあるスーパーに(初めてのスーパーだが、
多分パン屋が入ってると思い)に寄って行くことにした。
案の定パン屋があり、昼飯代わりとなるものを物色した。
それにしても、スーパーに入ってるパン屋というのはどこ
も同じような店である。
菓子パン系以外のパンは、カレーパン、ピザ風、そしてソ
ーセージを使ったもの、後は、マヨネーズをグラタン風に
したもの。
大体こんなものではないだろうか。
個人的には、「コロッケパン」(キャベツとウスターソース)
などがというか、それだけで良いのだが、変に一工夫し
た物が多くて困ったものである。
本当に美味しいものがほしいのなら、「バゲットサンド」の
ハムであるが(ジャンボンサンドイッチ)、この場合「バゲッ
ト、ハム、それにバター(絶対マヨネーズを使っては駄目)
がそれぞれ美味くなくてはならない。
そんなものを、田舎のパン屋に要求しても始まらない。
食べたければ、自分で用意だ。
結局、「野菜カレーパン」と「ピザ風パン」を買う。
今は、店の殆どの「カレーパン」のカレーは業務用のもの。
だから、昔のように、とてつもなく美味くないという「カレー
パン」はないが、反面どこで食べても同じでしかもそこそ
この味となっている。
万人向けに、やや甘め、旨味もある(旨味調味料)、だか
ら、決して不味くは無いのである。
今回も、そんな甘めの「カレーパン」。
こういうものに本格を求めてもしょうがない。
そして「ピザ風パン」。
トマトソースにチーズを載せ、更にマヨネーズをかけてある。
こういうものには定番の「コーン」もちゃんとある。
予想通りの味。
これも、子供向けの味だ。
不味くは無いが、決して美味くも無い。
こんな時でもないと食べないものだ。
しかし、当然のこと満足感は無い。
一言、「マヨネーズ」と「コーン」は追放したい。
そんなものを食べながら、「カタクリ群生地」を探索し、つ
いでに川伝いに上流に向かって散歩をする。
しかし、収穫は一切無し。
まあ、気持ちの良い散歩だったから良しである。
当然のこと、パンの包みなどのゴミは、ちゃんとバッグに入
れ持ち帰った。