ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

菜の花

2008年04月29日 | 食べ物


近所で、日の丸を掲げている家があって、何故だと思っ
たが、そうか祝日だ、それにしても何の祝日だったか
と考えたら、昔の「天皇誕生日」か、と思い至った。
今時珍しい日の丸旗も、その家が神主の家だったこと
で納得である。

「天皇誕生日」と言えば、個人的にも思い出深い。
ちょうど今日のように天気の良い日だった。
「吉祥寺」から「下北沢」に向かって、井の頭通りを
調子に乗って車の間をバイクで縫うように走っていた。
そして、案の定、左折車と接触して、ガードレールと
電柱の隙間に突っ込んだ。
その後の、石膏ギブスをするまでの右足の痛みは、今
だに「過去経験した痛みベストファイブ」に入ってい
るくらい。
まあ、一生忘れない日であろう。
「宮前5丁目」、交差点の名前も覚えているくらいだ
から。

そんな旧「天皇誕生日」(今は何ていうのか、みどり
の日で良かったか、何、昭和の日?)とは、一切関係
ないが、季節の「菜の花」(自家製の)があったので、
「菜の花のスパゲティ」を作ることにした。
正確には「菜の花のフェデリーニ」。
細めのやつだ。
レストランでも、この時期には「菜の花とほにゃらら
の何とか」といった感じのメニューが多く見られる(多
分)。
そんな季節物を作ってみようというわけだ。
記憶している限りでは、何か動物系との組み合わせが
多かったように思う。
例えば「海老」とかの。
しかし、今回は、「菜の花」のみでやってみることに
した。
基本的な味付けで、ニンニクとアンチョビを使い。

ポイントは、菜の花の湯で加減であろう。
と思っていたが、結果的には、ちょっと茹ですぎてし
まった。
最後に合わせるときに熱が加わるので、かなり固めで
良いようだ(今回の反省点)。
そして、最終的な味だが、アンチョビペーストを使う
のは良いが、それだけだと今ひとつ菜の花の味が引き
立たない。
多くすれば旨味は出るが、益々菜の花の個性は消える。
少なくすれば、味的にもの足らなくなる。
麺と合わせた時に調和の取れた味にしないといけない。
今回のは、単独で食べれば、ご飯のおかずにはなりそ
うだが、麺との調和が今ひとつだった。
だから、いやにオイリーでもあった。

そう考えると、味的に相性が良いのは「海老」とかに
なるのだろうか。
菜の花の風味を生かす(お浸しが一番なのは分かって
いるが)良い組み合わせ。
この辺が、これからの課題であるようだ。

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