ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

レンタル3本

2011年04月18日 | 映画

 

久しぶりにレンタルDVD。それにしても、借りたいものが日に日に少なくなっていく。今回借りたものは3本。その内2本は再見もの。アルドリッチの「北国の帝王」とアルトマンの「ザ.プレイヤー」だ。この調子で行くと、再見もの以外で見たいものがなくなるのではないかと危惧する。そして今回唯一の未見DVDが、蜷川幸雄の「蛇にピアス」。全く興味の対象外だったのだが、レンタル代100円期間だったのでこんな時にはいいかという気になったのだ。

で、見てみると、これがまた予想通りに見るべきところがない映画で(吉高由里子ファンであったら大胆な演技が見るべきところか)、だらだらと同じトーンでまあよく続けましたと感心するくらいのものだった。しかも、ちょっと工夫してみましたと思しきショットなど、むしろ痛々しく感じ、根本的に映画として成り立ってないのではと思ってしまった。昔のしょぼい日本映画を見てるような錯覚を覚えた。舞台演出家が映画を撮って成功するのは難しいと確信さえした。

舞台の場合は、観客の視線をある一部に固定はできないが、映画の場合は完全に監督の視線で切り取っている。客のざわめきもないし、役者の息遣いもない。つまり、すべてを監督が支配しているのだ。そのスクリーンに映し出されている映像が全てなのだ。その監督の作り物の世界を見る側は味わう。で、今回の作品を一言で言えば、センスを感じないということなのだ。蜷川実花の「さくらん」もひどかったが、親娘で映画のセンスがないことはとよく分かった。これは多分勉強してどうのと言う問題ではない。映画のリズムと言うものが必要だ。イーストウッドなどは、第一作からちゃんと映画として成立していたぞ。

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