ビオトープに戻したマルタンヤンマ(推定)のヤゴは、夜になるとその元気な姿を現している。元気と言っても、動き回るわけではなくじっとしているだけだが、ライトが当たるとさっと陰に隠れるからやはり元気と言っていいのだと思う。つまりこれは、夜のビオトープ観察(関係ないが「夜の診察室」は松坂慶子)が始まったことを意味しているのだが、まだまだ夜は冷え込みあまり観察には適しているとは言えない。つくづく好き者だと思う瞬間である。そしてこのところの観察で特筆すべきことは、二頭いるマルタンヤゴの大きかった方のヤゴが一段と大きくなったことだ。何だか、二周りは大きくなったような気がする。環境的にも、ビオトープの方が餌が豊富と優れているし、ストレスも少ないのだろう。所謂終齢ヤゴの状態(多分)。99パーセント今年羽化すると思う。もう一頭のほうは、もう一年かかるかもしれない。ああ、楽しみだす。