アルトマンの「ザ.プレイヤー」、冒頭の八分ほどのワンカット見応えありました。しかも登場人物の一人に、最近のハリウッドは、カットカットカットばかりだとオーソン.ウェルズの「黒い罠」を引き合いに出して言わせるという念の入りよう。全編、ハリウッド批判に満ち溢れていました。その象徴とも言うべき役者、ブルース.ウィルスやジュリア.ロバーツ(何処がいいのか全然分からない)などをおちょくり、しかも彼らが出演していると言うのは、彼らにとっては自家撞着的だと思うが、彼らが今のハリウッドの状況に自覚的であると好意的に解釈するべきなのかどうか。その辺は、映画とは関係ないが、興味をもってしまう部分であった。その他にも懐かしのエリオット.グールド(マッシュ、ロンググッドバイの)やジェームズ.コバーンがちょろっと出てきたりと、いろんなところが楽しめる映画となってるのは確かだ。しかし、全編を貫いているテーマは飽くまでも反ハリウッド。これはジョン.ウォーターズの「セシルB.ザ.シネマ.ウォーズ」と同じだった。どちらもハリウッドからは異端、映画の方向は違うが問題意識は同じだった。ジョン.ウォーターズはストレートに、アルトマンは皮肉たっぷりに、二人に共通するのは映画に対する愛情、どちらの映画も好きでした。
もう一つ、「ザ.プレイヤー」二度目なのだが、殆ど覚えてな意という事実。印象的なカラオケバーや結構日本が登場するのだが、全く覚えてないというのは、単に物覚えが悪くなってるのか、それとも当時(1992年ごろ)はあまり印象に残らなかったのか真実はどちらだ。いずれにしろ、初めての作品だと思って10分過ぎくらいにどこかで見たことあると薄っすら気づくのは、しばしばいやしょっちゅうか、あることである。