ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ブランド

2007年03月16日 | Weblog
元々、似合いもしないし、ほしいとも思わないブラン
ド品だが、唯一持っているものがあった。
グッチの財布だ。
なんでこんなものがあるのかと言うと、今から十七八
年前、いやもっと前か、父親が香港に行くというので、
何か質の良い財布を買ってきてほしいと(多分その時
財布が無かったのだと思う)、いくらかのお金を渡し
頼んだのだ。
考えてみれば、フランスにいく人に「ヴィトン」を頼
むのと同じようなことをしたわけだ。
典型的な、ブランド好き人間の行動パターンとも言え
る。
今から思えば、やや恥ずかしい。
で、父親が買ってきたのがグッチだったのだ。
しかもいくらか足して買ってきたものだ。
ヴィトンのように、いかにも「ヴィトンだ」というデ
ザインではなく、どこのブランドかも判らない渋い感
じのもので、皮も柔らかく充分気に入った。
それ以来、使い続けて、今まで持ったことを考えると、
質的にも高いのかと、この点ではブランドの名前では
なく実力を感じる。
ブランドも、それなりの裏づけがあって名前が確立さ
れたのかと。

しかし、ブランドの質は認めるが、例えばスポース選
手、芸能人がこれ見よがしにヴィトンかなんかのボス
トンバッグを持ってる姿を見ると、その趣味の悪さに、
成金のなれの果てを見てしまう。
つまり、ブランドに対するネガティヴなイメージは全
く払拭はされてないのだ。
まあ、自分の柄ではないと言うことだけかもしれない
が。
もし、自分が今ヴィトンかなんか持っていたりしたら、
「ああ終わったね」と言われかねないし。

で、あまりにもぼろぼろになった財布は、流石にちょ
っとみっともないので、新しい物を買うことにした。
そこで新たに購入したのは、「ドンキホーテ」にあっ
た1980円の財布だ。
どう見ても、高そうなものではないが、機能的に用を
成せばいい。
今の私にはこれで充分だ。
あと、ぼろぼろのグッチだが、父親の遺品的要素もあ
るので、保存しとくかな、と思っている。
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コラージュ2

2007年03月15日 | 芸術


主に、アメリカ版ピンクチラシを使って作った、昨日
のコラージュを、カフェのT君のところに持って行った。
今回の作品は小さくA4サイズ。
しかも額にぴったりのサイズなので、T君は「あれっ、
額に合ってるじゃないですか」と言った。
そこで「額に合ってるんじゃなくて、額に合わせたん
だよ」と説明した。
つまり、以前A4サイズの写真にあわせた額を、その
まま利用したわけだ。
そもそもコラージュのキャンバスが、A4サイズの写
真プリントの失敗した用紙の裏を使っているのだから、
サイズ的に合うのは当然なのだ。
これもちょっとした裏技と言えるのではないか、とい
う程のことでも無いな。

そして、前回ウォッシュタイプのチーズがほしいと言っ
ていたT君に、ちょうどタイミングよくスノッブなM
氏からお土産でチーズを貰っていて、その一つがウォッ
シュだったので、おすそ分けとして持ってきたのだ。
M氏は、東京の高島屋の何とか言うフランス系の店で
買ったと言っていたが、こちらとしては初耳で、よく
分からなかった。
そもそも何故東京に行ったのかと聞くと、「コットンクラ
ブ」へ行ったということだった。
「なんじゃそれ」と当然聞き返したのだが、どうやら
新しく出来たジャズ系のライブハウスらしい。
スノッブ臭ぷんぷんだ。
いかにもスノッブなM氏の食いつきそうな店である、は
置いといて、こちらお土産を頂いた身であるのでその
言葉はぐっと飲み込んだ。

で、ウォッシュタイプだが、どうも見た目は「ピエダン
グロワ」に似ていて、比較的食べやすいウォッシュタイ
プのようで、実際食べやすかったのだが、こちらとして
は今ひとつ物足りないのだが、T君には入門編としては
適当かと思われる。
それよりびっくりしたのは、値段だ。
普通の倍くらいするではないか。
流石スノッブなM氏、と言ってる場合ではない、そのフ
ランス系の店の強気な姿勢に、びっくりというより怒り
すら覚えたのだが、まあ貰い物だからいいか。
ということで、後はT君の感想をお楽しみというところ
だ。

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コラージュ

2007年03月14日 | 芸術


カフェのT君から、「コラージュ」の素材としてどう
ですか、と色々な絵葉書を貰う。
写真やら、どこかの広告やら、使えそうなものは取り
敢えず確保と言う感じで30枚ほど貰った。
その中には、アメリカのピンクチラシ代わりの絵葉書
も混じっている。
何でも、向こうに行った人が、街中にあるのを実際持っ
てきてT君にくれたらしい。
見るからに、いかがわしい感じだ。
しかし、素材としては中々使えそうだ。
電話番号も載っているから、ひょっとしたら繋がるか
もしれない、などとつい想像してしまったが、そんな
ことはどうでも良かった。

コラージュと言えば、真っ先に思い浮かべるのはマン.
レイか。
PICABIAもいくつかやってる。
今や、数ある表現方法の一つで、決して斬新というも
のではなくなった。
現代美術では、もう新しい手法などと言うのは出尽く
している観がある。
そうなると、引用組み合わせ、あるいは巨大化という
やり方が一般的となり、そんな作品が現代美術という
名で出現する。
あと、マンガの芸術化という最近の傾向もあるが、個
人的には全然良いとは思えない。
リキテンシュタインがすでにやったものではないか、
と思うのだが。

日本人なら、荒川修作とか中西夏之などは良いと思え
る。
菅木志雄もセンスあると思う。
しかし、今人気ある若手などは、一体どこが良いのか
全く理解できない。
そもそも理解するというのが、芸術の場合馴染まない
ので、感覚で良いか悪いかなのだが、こちらの感覚が
もう古くなったのか、単なるアニメと芸術の違いが感
覚的に捉えることが出来ない。
どうしても、単なるアニメにしか見えないのだ。

そんな、現代美術の状況はあと30年もすれば答えは
出るので放っといて、コラージュだ。
最近は、便利なパソコンでばかりなので、手作業でや
ることが新鮮だ。
例えば「味」というものは、手作業でなくては出せな
いものがあるが、それは偶然性の賜物でもある。
微妙なかすれとか、痕跡、断面、そんなものの全体が
「味」となって、感じられるのだ。
しかし、その「味」というものが、芸術性とどう関連
するのかということになると、Je sais pasだ。
結局、よく分からないのだ。
と、そんなことを考えながら(実際は考えてないが)
色々切り貼りしてコラージュ作品を作った。
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競輪

2007年03月13日 | Weblog
今、隣の隣のもうひとつ隣の市で、「場外車券場」の
建設が、反対運動によって問題になっているらしい。
反対理由は、例によって「教育環境の悪化」というも
のだ。
青少年に悪影響。
いい加減聞き飽きた理由だが、実際これらの施設が出
来ると、どれほどの影響があるのだろうか。
定量化できるものではないので、客観的に判断できな
いころが弱いが、大体はイメージの問題であろう。

一般的にギャンブル場というのが、眉を顰める対象で
あることは今でも変わらない。
文化的に豊かな場、とはなっていない。
そんな、むしろ非文化的行為と言われているギャンブ
ルの中にも階層があって、当然のこと一番上は「競馬」。
その後に続くのは「競艇」(異論もあるが)。
そして、一番下に位置するのが「競輪」(異論はある
が)、ということになっている。
その世界では、「競輪」にいったら、ああ人間も終わ
りだね、と言われる。
つまり、「駄目人間の吹き溜まり」が競輪場なのだ。

今でこそ、大分小奇麗になったが、嘗ての例えば「京
王閣」、実に「吹き溜まり感」が充溢し、えもいわれ
ぬ雰囲気を醸し出していた。
ここに来ると「ああ、ついにここまで来てしまったか」
とある種の無常感に襲われた。
これで立派な駄目人間だ、と何故か心地よかったのが、
今となっては不思議だ。
「異界」を感じていたのかもしれない。
さつま揚げをくしに刺し、鉄板で焼いた「大判焼き」と
いうここでしか味わえないチープな、しかし旨いファス
トフードを頬張り、金網越しに見るレース、たまらな
い魅力があった。
間近で見るレースは、確かに格闘技であった。

まあ、そんな競輪も、今はよりスポーツ性が増し、嘗
てのいかがわしさ(それが良かったのだが)も薄れ、
健全性は増して来たと思われる(表面上は)。
しかし、イメージと言うのは一朝一夕では変わらない。
なんと言っても最下層。
しかし、これは断言しても良いが、「場外車券場」が
出来て何らかの悪影響がでることはまず無い。
出来る場所が山の中の隔離された所だし、警備員は多
いし(犯罪の場にはなりにくい)、来る人間は車だし、
所謂「青少年」には無縁の場となる。
個人的には、林の中に施設を作ること自体が反対。
しかし、決して「場外車券場」だからという理由では
ない。

もっと問題にすべきは、「パチンコ屋」である。
イメージ的には、競輪のようにあまり差別的には見ら
れないが、悪影響と言う点では、競輪の比ではない。
一見ギャンブルの顔をしていないが、実は他のギャン
ブル以上にギャンブル性が強いのが今のパチンコ。
門戸が広いぶん、ギャンブルに慣れてない人間がその
陥穽にはまる。
麻薬性。
一般主婦が転落などと言う話は、競輪にはあまりない。
子供が熱中症と言うのも。
環境的にも、趣味の悪い建物を郊外に建てまくり、風
景破壊の大きな要因ともなっている。
つまり、絶滅危惧種の「競輪」に対して文句を言うよ
り、世の中に当たり前の顔をしてはびこっている「パ
チンコ」に対して、もっと批判的な視線を浴びせるの
がやるべきことではないのかと、個人的には思うので
ある。
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ビストロ

2007年03月12日 | 食べ物


映画少年Yが「久しぶりに、クリヨードヴァンへ行って
きましたよ」と言った。
そこで、何を食べてきたのか聞くと「チキンの香草焼き」
と答えた。
「ということは、魚は鯖か?」とすかさず聞く。
「ええ、そうです」と予想通りの返事。
相変わらずの、あまり代わり映えのしないメニューでは
あるが、ビストロとしては(カフェではあるが料理はビス
トロ的)定番的になるのも致し方ないか。
会話のテーマは、いつしかビストロについてになっていっ
た。

「基本的には、郷土料理家庭料理的な、あまり洗練され
てない料理だよね」(私)
「伝統的な料理」(Y)
「そうそう、それに調理も比較的に簡単なただ焼くだけ
というのが多いし」(私)
「たとえば、ステーキとか」(Y)
「魚だと、ムニエルとかね」(私)
「或いは、ポワレ」(Y)
「ポワレがあればソテーもね」(私)
「どう違うんですか?」(Y)
「厳密に言うと違うらしいが、実際は同じような意味で
使ってるケースが多いね」(私)
「要するに、フライパンで焼いたものですか?」(Y)
「それで良いんじゃないかな」(私)
「後、他の調理法だと煮込みもビストロ的ですよね」(Y)
「定番的なのはブフ.ブルギニヨンというビーフシ
チューの元になったやつとか」(私)
「クスクスなんかもそうですよね」(Y)
「いいねえ、クスクス」(私)
「なんだかぼそぼそで、初めて食べたときは、うん?
でしたがね」(Y)
「あれは確かデュラム小麦だっけ、でも何故か旨いん
だよね、チキンでも良いし羊でも良いし」(私)
「クスクス万歳ですか」(Y)
「クスクス万歳だね」(私)

「後最近だと、頬肉の煮込みなんかも」(Y)
「すっかり定着してきたけど、ビストロの料理でもあ
るしちょっと気取ったフレンチでもいける、両方向料
理だね」(私)
「見かけを小奇麗にすれば、ちょっと気取ったフレン
チ、どかっと格好つけずに盛ればビストロ、こんなと
こですか」(Y)
「そんなとこじゃないの、それと付け合せはジャガイ
モとかどかっとほしいよねビストロの場合」(私)
「量が多いのがビストロ」(Y)
「ここは、是非とも押さえてほしいよね」(私)
「格好より実質、洗練ではなく素朴」(Y)
「それそれ、そして重要なのが安さ」(私)
「それで、ビストロ万歳となるわけですね」(Y)
「そう、これでビストロ万歳だ」(私)
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春の雪

2007年03月11日 | Weblog
本日、例年必ず一回はあると言う、「春の雪」だった。
「梅の花に雪」という光景も決して珍しくは無いから、
もう一回くらいはあるかもしれない。
それにしても今年は、雪掻きをしなくて済んだからよ
かった。
元々、雪はそんなに積もらず、降ったとしても30セン
チほどで、シーズンに三四回雪掻きするのが平均的冬
の営みなのだが、それが今年は、どうやら一回で済み
そうな雰囲気だ。
諸事情があり、今年に関しては本当ありがたかった。
まあ、そのぶん「インフルエンザ」などの余計なもの
を背負って、全て順調とはならなかったから、プラス
マイナスゼロか、結局は。

そんな中(全く関係ないが)、DVDでアフリカもの
を見た。
「ナイロビの蜂」と「ホテル.ルワンダ」の二本だ。
「ナイロビの蜂」は、西側資本の製薬会社が、アフリカ
を舞台に、当地の実力者と結託して治験データを改竄
して新薬で大儲けをたくらむ、その陰謀を主人公が暴く、
と言った話。
「ホテル.ルワンダ」は、これも西側資本のホテルが
舞台。
ツチ族フツ族の内戦により翻弄されるホテルの、フツ
族支配人の目を通して、その実態を描いていくという
もの。
どちらも、アフリカの現状、つまり安定とは程遠い体
制、一部の人間による富の収奪、西側資本が自分達の
利益のため彼らと結託、といった構造的問題が見え隠
れする。
どうしてもアフリカが舞台だと、これらの問題は不可
避のようだ。
昔のようなお気楽な「ターザン」映画などと言うのは、
今となっては御伽噺の世界か。

つまり、それだけ今のアフリカはひどい状況なのか、
ということになるのだが、例えば「スーダン」は確
かにひどそうではある。
黒人系とアラブ系の抗争という、他の国とはまた違っ
た対立構造があるようで、「ダルフール」などは完全
に危険地帯となってるらしい。
どこかの国の内戦が終わると次のどこかと、ドミノ倒
しのように内戦がうつっていくのが今のアフリカの現
状だ。
しかも、詳しい情報が殆ど入らない。
死人の値段が安い、という現実は厳然と存在している。
結局、見放されているということなのだろう。

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野菜カレー

2007年03月10日 | 食べ物


以前インターネットで取り寄せたカレーのスパイスセッ
トが、そのままなのを思い出した。
「野菜カレー」。
日本の所謂「カレールー」ではなく、本当に7種類のス
パイスが小分けにされているもので、一回二人分くら
いの量だ。
「ターメリック」「コリアンダー」などの粉と、一袋
は何種類かの「シード」の入ったもの。
袋には簡単な作り方(本当に簡単)が書いてあり、早
速それに沿って作ってみた。

基本的に野菜はどれでもいいようだ。
手元にあった、ジャガイモ、玉ねぎ、椎茸、人参、茄子
そして何故かカボチャがレシピにあったので、ひょっと
してこれはポイントか?と思い、後から追加した。
簡単なレシピなので作り方も簡単だ。
粉類でとろみを付けるといった行程もないし、スープ
も使うわけではない。
しかし、ここでちょっと疑問を感じた。
これで本当に味が出るのか。
日本のカレーだと、ルーの中には間違いなく、旨味成
分が添加されている。
それが「こく」の元なのだが、今回のはそれにあたる
ものがないのだ。
どうなんだろうね、と思いつつ最終的な工程、具が柔
らかくなるまで煮る、の段階を迎えた。
ちょっとジャガイモが大きすぎたか、と鍋(実際はフ
ライパン一つしか使ってない)を覗く度に否応なしに思
い知らされたが、まあいいか。
カボチャ、ジャガイモが煮えてほぼ完成。
適度に煮崩れて、汁気に混じり良い感じである。
決して、しゃぶしゃぶではない。
日本風カレーのドロッとしたものより、断然こんな感
じのカレーの方が好きなのだ。

さてさて味のほうは。
ジャガイモが大きすぎて食い辛い、は置いといて、結
構味あるぞ。
常々感じていたが、時間かけて煮込めば良いというも
のではないな、カレーは。
好き好きだが、本場系のスパイシーカレーは、特にそ
うなのではないか。
ダシもいらないし、「スパイスの競演」だね、求める
のは、と感じた今回の「野菜カレー」であった。
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ブルーチーズ

2007年03月09日 | 食べ物


カフェのT君に、この前取った「ブルードーヴェルニュ」
の感想を聞いてみた。

「で、どうだった?」(私)
「美味かったですよ」(T君)
「本当にそう思ってるの?」(私)
「本当ですよ」(T君)
「ブルーチーズ本当に好きなの?」(私)
「好きですよ」(T君)

T君が、本当にブルーチーズが好きなのかどうか疑っ
てる私はしつこく聞いたのだが、どうやら無理してい
るわけでも無さそうだ。
今までは漠然と食べてきたのだが、ここらでちょっと
本格的に食べてみようかと、そんな気になったらしい。
それで、こちらに頼んだと言うわけだ。
選定を含め。

「まあ、確かにいろんなチーズ食べてみないと、好み
も分からないから」(私)
「この前のはなんでしたっけ?」(T君)
「ブルードーヴェルニュ、T君名前くらい覚えとかな
いと、最低限」(私)
「難しいんですよね、フランスものは」(T君)
「でも、自分の基準作るときは覚えないと。そうしな
いとその度に振り出しに戻っちゃうよ」(私)
「そうですよね、ブルードーヴェルニュ.ブルードー
ヴェルニュ.ブルー...」(呪文のように唱え覚え
ようとするT君)

「次回は、ウォッシュタイプお願いします」(T君)
「もう、次?」(私)
「田舎だと、ウォッシュタイプにお目にかかること無
いですからね」(T君)
「確かに、ブルー以上にないね。ブルーだとゴルゴン
ゾーラくらいは結構目にするからね。でも普通にスー
パーにあるゴルゴンゾーラ、品質に?????だから
買わないほうが良いよ」(私)
「ああ、ウォッシュタイプの話だったね」(私)
「そうです」(T君)
「あれは、匂いがきついから冷蔵庫に入れとくと全体
に匂いがうつって大変だよ」(私)
「それでもいいです」(T君)
「靴下の匂いにアンモニア臭が混じって、えもいわれ
ぬ匂いになるけど、それでも良いというのだね」(私)
「ええ」(T君)

確かに匂いはきついが、味はまろやかなのがウォッシュ
タイプ。
中がドロッとしたくらいのをスプーンで掬って一口。
至福の瞬間(大袈裟)。
さて、T君用に何を選ぼうか。
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インフルエンザA型

2007年03月08日 | Weblog
期待していた幻覚症状を見ることも無く、タミフル服
用も終盤戦。
熱さえなければ、「インフルエンザ」もなにするもの
ぞ、だ。
でもちょっと、頭がボーっとした感じなのはそれのせ
い?
それとも事故の後遺症?
どうも最近の体調は、自分でも良く把握できない。
乖離した肉体を持て余す、と言った状態か。
ふわふわした感じ。
これを浮遊感とすれば、もっと進んで、本当に浮遊し
ようとしてもおかしくないかもしれない。

昔見た「バーディ」という映画では、主人公が鳥に
なろうとビルから飛ぼうとするが、あれと同じように、
ふっとした瞬間、「飛べる」と思い、実際空中に身を
投げ出してしまう。
とこんな状態だと、そういう事態も普通に想像できる。
浮遊の延長は墜落だが。

そう言えばこの「バーディ」と言う映画、何故か知
らないが印象に残っている。
マシュー.モディーンが主演、ニコラス.ケイジ競演
という映画で、この頃は二人とも、まだまだ無名に近
かったのではないだろうか。
今からすると、それ程の映画とは思えないが、当時は
結構印象に残った。
ニコラス.ケイジも初々しく、多分この頃が一番良か
ったのではないか、とその後の出演作品を見るにつけ
思う。
監督がアラン.パーカーだからか。
何がと言うと、個人的には、最初はちょっと評価する
のだが、その後大体低くなるのがアラン.パーカーな
のだ。
「ミッドナイトエクスプレス」もそうだった。
問題意識があるのは分かるが、それ以上の映画的な何
かが足らない、と感じる。
世間ではそれなりに評価はされている監督だと思うが、
個人的にはそういうことなのだ。
結局「バーディ」が印象的だったのは、ニコラス.ケ
イジの声と顔のインパクト故だったのか。
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タミフル

2007年03月06日 | Weblog
まさか自分が、今話題の「タミフル」のお世話になる
とは思わなかった。
検査の結果は「インフルエンザA型」。

始まりは金曜辺りか。
軽い風邪の症状(微熱)を感じ、いつものことと思い
「ルル」でも飲んどくか、と3錠。
普段通りに寝た。
起きると、ややふらふらする感じが。
昼ぐらいになると、明らかに熱があるときの症状が出
始める。
食欲が一切無くなった。
頭痛もする。
ここで、検温。
38度5分。
この十年、38度以上行ったことは無いので、自分で
は高熱の部類。
解熱用に「バファリン」を服用。
普通だと、これで一眠りして軽減、回復となるところ
だ。
しかし今回は、そうならなかった。
一眠りどころか、頭痛と幻覚で(これは嘘)殆ど眠れ
ず朝を向かえ、これはいよいよ本格的だと実感する。
医者に行かねば。
日曜だが、当地には午前だけ診療する医院がある。
こういう時にはありがたい存在だ。
開院時間に合わせ行くと、すでに先客三名ほど。
30分ほど待ち診察開始。
症状で、多分インフルエンザと言われる。
そして検査の結果、「インフルエンザA型」と判った。

治療法の説明のとき、カルテの処方箋にちらっと目をや
ると、タミフルと言う文字が。
「先生、これは今世間を騒がせているあれじゃあない
ですか?」
「そんなもの大丈夫なんですか?」
と、一瞬聞きたくもあったが、幻覚症状もたまには良
いかな、とは思わなかったが、過剰反応的な気もする
し、そもそも薬に副作用はつき物だし、「タミフル」
そのものはインフルエンザに効果的な薬だしと思い、
何事も無かったように、処方箋を持って薬局に向かっ
た。

熱が引くまでは外出禁止、の医者の指示に従い日月休
養し、そして今現在経緯を書いていることからみれば、
まあ大丈夫なのだろう。
それより、寝てたことによる腰痛、発熱による便秘、
そちらの方がきつい。
それと、一番の問題は、なんと言ってもインフルエン
ザにやられてしまう、現在の自分の抵抗力の無さだ。
本当、なんとかなりまへんか。
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ガローチャ

2007年03月03日 | 食べ物


この前購入した山羊チーズ「ガローチャ」を食べてい
るが、このスペイン産のチーズは、名前は珍しいが、
山羊チーズ特有の風味もあり、なかなか美味しい。
それにしても、「ガローチャ」という名前はインパク
トがある。
見かけも、やや緑っぽく、ハードタイプのチーズの姿
で、他の山羊チーズとは一線を画している。

チーズを食べるときは、「バゲット」とか「パンドカン
パーニュ」が合う。
出来れば全粒粉などを使った、オールドスタイルのパン
が良い。
以前、何も無くて仕方なしに食パンをトーストして使っ
たりしたが(似たようなものを出すところもあるが)、
矢張り好みではなかった。
考えるに、パンドカンパーニュなどは酸味もあるから、
特に山羊に合うのかもしれない。
パン単独で食べても旨いとは思はないが、チーズをあわ
せると旨くなるから不思議だ。
これも「マリアージュ」ってやつか。
元々天然酵母信者ではないが、チーズにそれらのパン
(但し出来の良い)が合うということ関しては、疑い
の余地は無い、かな?

地元で、一軒だけオールドスタイルのバゲットを出し
てるところがあり(TOMOという)、チーズがあるときは
買いに行くのだが、この前は生憎バゲットが一本しかな
く、仕方なしに他のものを物色した。
しかし、クロワッサンとかデニッシュ系、菓子パン系
しか見当たらない。
干し葡萄の入った全粒粉系はあったが、その手はチー
ズには好ましくない。
あと「カスクルート」というバゲットサンドはいくつ
もあったが、どれもマヨネーズ味で、以前ここの主人
にマヨネーズに頼らない味を作ってよ、と要望を出し
たことがあるが、考えてみれば、こちらの好みにした
ら、買う人がいなくなると言う現実があった。
直ぐに撤回した。
だから、ニソワーズと言っても、ジャガイモもツナも
入ってない、ということに関しても不問だ。

サンドイッチの話ではなかった。
どうしようか、一本じゃあね。
そこで、唯一甘くない「くるみのパン」を選択した。
しかし、このパンが意外や意外、「ガローチャ」に
合うのだ。
胡桃と山羊は相性が良いのか。
胡桃で育った山羊。
はいないと思うが、無理やりブランド化できそうな
山羊と胡桃の関係だった。
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リゾナーレ

2007年03月02日 | Weblog
八ヶ岳のふもと小淵沢に、「リゾナーレ小淵沢」という
リゾート施設がある。
イタリアの建築家が設計した、イタリアの街並みを感じ
させる「レトロモダン」とう表現がぴたりとくる、全体
に統一感のある、数多あるバブル的リゾートの中では、
珍しく雰囲気のある良い感じの施設だ。
実際、センスのよさからCMとか雑誌の背景としてよく
使われている。
知ってるのだけでも、10近くはあるのではないか。

ここもご多分に漏れず、バブル期に計画され(確かマイ
カルグループだと思ったが)、ご多分に漏れず、他のと
ころと同じように破綻した。
それを、「星野グループ」という、駄目になった施設を
再生するのを専門にした企業が買い取り、見事復活を遂
げたのだ(多分)。
もともとの施設が、安っぽいものではなくポテンシャル
は高かったので、「星野グループ」が買った時点で上手
くいくんではないかと思ったが、矢張りその通りになっ
たようだ(多分)。

前置きが長くなったが、その中に新たに出来た「ブック
カフェ」にお邪魔したのだ。
ここは、堂々と立ち読みが出来るカフェで、本屋として
買っても良いし、読んでも良いし、お茶だけでも良いし
と、なかなか使い勝手が良いのだ。
長時間いても、気にならないくらい広いし、謂わば三分
の一図書館、三分の一本屋、三分の一カフェといったと
ころだ。
置いてある本は、ヴィジュアル系が多く(見るだけとい
う需要を考えて)、建築関係とか自然関係も充実してい
る(特に建築関係は)。
今回は、チーズの本を読んだ。
こういうところでは、写真が一杯のものの方が良い。
基本的に、あまり頭に入らないので、今となってはその
内容は殆ど覚えてない。
結局、カフェはボーっとするに限る、という大原則を今
回も確認したのだが、ここは子供ファミリー客には向い
てないが、ちょっとした穴場とは言える。
但し、カフェ以外のものを利用するとなるとそれなりの出
費がかかる。
決して、大衆的なリゾートではないので。
もう一つ、これは星野リゾート全体の傾向らしいが、食
べ物に関しては特筆すべきものは無いということらしい
(らしいと書いたが、半分自分の実感)。
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U22

2007年03月01日 | サッカー


U22、対香港戦だが、相変わらず所謂格下相手にな
ると、いらいらする試合をする日本である。
フル代表もそうだが、相手に合わせ手詰まりになるの
は、最早日本らしさの最たるものか。
ゴール前でシュートが入らないことに関しては、もう
何百回と言われていることなので、今更言う気は無い
が、というより劇的に良くなるものでもないので、長
い目で見なくてはならない、と何とか自分に言い聞か
せている。
それにしてもしょぼいな。
これは、単なる愚痴である。

それよりパス回しだ。
無意味なパスが多すぎる。
無意味なパスがミスパスとなると最悪だ。
いらいらが頂点に達する瞬間だ。
「何やってるんだ」と画面に向かってついつい叫びた
くなる(実際やるときもあるが)。
それと、単調なリズム。
めりはりを付けんか!
ミドルシュートを打てよ!
パスじゃなくて、シュートだろ!
と、感嘆符の連続だ。

この時期のスポーツニュースは、全く興味がないプロ野
球のキャンプ情報。
それと、特に今年は大リーグ情報も、テレビ局は嬉々と
して力を入れて伝えている。
騒げば騒ぐほど、見たくないのが野球。
サッカーももっと気持ちの良い試合をしてくれないと、
100パーセント野球になってしまう、なんて恐ろしい
ことまで考えた、昨日の試合だった。
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