●萱野茂 二風谷アイヌ資料館(平取)後編 撮影日 2009.6.16(火) [二風谷アイヌ文化博物館][Yahoo!地図]
・資料館内部の見学を終え、次はその周辺を散策。
・資料館そばになにやら細々と置かれています。左は『コロポックルの家』。中に入って窓から顔を出しての記念撮影用の設備。コロポックルとは『フキの葉の下に住む人』という意味の、アイヌの間で信仰されていた森の神様です。
・こちらは『縁結び石』。真っ二つに分かれた石は、それぞれ10kmも離れた場所で見つかったそうです。
・一応、説明板のとおりにひしゃくで水をかけて拝んでおく。「いい縁がありますように。。。」
・奥の広場には復元されたアイヌの住居などがいくつも建っています。
・『緑のクマ』らしいのですが、季節が早いのかクマには見えず。脇の看板にはクマとの共生を訴えるメッセージが。
・奥に建っていたチセ(アイヌの住居)の中を覗いてみる。
・中にはアイヌの服飾品などが並んでいます。てっきり無人かと思って入ったところ、中にはおばちゃんが一人いてドッキリ。いかにもアイヌの風貌をしたおばちゃんは、静かに編物をしていました。
・このおばちゃんの作らしい小物がいろいろと並んでいます。ここでしばし、おばちゃんと雑談。自分が室蘭から来たことを言うと、昔、室工大の先生(建築系?)が、アイヌ住居の保温力についての研究をするため、部屋内の各所に温度計を仕込んで一冬分のデータをとっていったことがある、なんて話も聞きました。このように草で作った家は、見た目よりも温かいのだそうです。
・茶色い織物は木の皮で編んだ物ですが、まるで柔らかい布のような手ざわりです。『アツシ織』といって、今では作る人が減って、作っているのは道内ではこちらと、あと一ヶ所だけなのだとか。折角なので、一番安い "しおり"(300円くらい?)を一つ買っていきました。
・外の広場の方へ行ってみる。
・こちらのチセはあまり手入れされていないようで、毛虫が大発生中のこともあり、入るのがためらわれました。結局、外から眺めるのみ。
・ガラスの無い時代は、冬場の窓はどうしていたのかが一番の疑問ですが、窓は閉め切って暗い中で生活していたのでしょうか。
・『イユタプ(水力精米具)』 水力を利用して杵が動き、臼の中のヒエやアワなどをつく設備です。
・長寿の長いすと、小熊用の檻(だったかな?)。長いすは「1回座ると3年長生き 2回座るとまた来られる……」らしいのですが、そこいら中を毛虫が這っていたため近づけず。
・右は高床式の倉庫。
・これにて野外の散策終了。ふと頭上を見上げると、木の枝から陽の光を受けてキラキラ輝く糸にぶら下がり、風に吹かれて揺れる毛虫たちが。先ほど通ったときには気づいておらず、必死の思いで車に逃げ帰る。
・資料館敷地入口にあった『金田一京助歌碑』。「物も言わず声も出さず 石はただ全身をもって おのれを語る」の文字が刻まれているらしいが、崩し字であることもあり、判読困難。
[Canon EOS 50D + EF-S18-200IS]
・資料館内部の見学を終え、次はその周辺を散策。
・資料館そばになにやら細々と置かれています。左は『コロポックルの家』。中に入って窓から顔を出しての記念撮影用の設備。コロポックルとは『フキの葉の下に住む人』という意味の、アイヌの間で信仰されていた森の神様です。
・こちらは『縁結び石』。真っ二つに分かれた石は、それぞれ10kmも離れた場所で見つかったそうです。
・一応、説明板のとおりにひしゃくで水をかけて拝んでおく。「いい縁がありますように。。。」
・奥の広場には復元されたアイヌの住居などがいくつも建っています。
・『緑のクマ』らしいのですが、季節が早いのかクマには見えず。脇の看板にはクマとの共生を訴えるメッセージが。
・奥に建っていたチセ(アイヌの住居)の中を覗いてみる。
・中にはアイヌの服飾品などが並んでいます。てっきり無人かと思って入ったところ、中にはおばちゃんが一人いてドッキリ。いかにもアイヌの風貌をしたおばちゃんは、静かに編物をしていました。
・このおばちゃんの作らしい小物がいろいろと並んでいます。ここでしばし、おばちゃんと雑談。自分が室蘭から来たことを言うと、昔、室工大の先生(建築系?)が、アイヌ住居の保温力についての研究をするため、部屋内の各所に温度計を仕込んで一冬分のデータをとっていったことがある、なんて話も聞きました。このように草で作った家は、見た目よりも温かいのだそうです。
・茶色い織物は木の皮で編んだ物ですが、まるで柔らかい布のような手ざわりです。『アツシ織』といって、今では作る人が減って、作っているのは道内ではこちらと、あと一ヶ所だけなのだとか。折角なので、一番安い "しおり"(300円くらい?)を一つ買っていきました。
・外の広場の方へ行ってみる。
・こちらのチセはあまり手入れされていないようで、毛虫が大発生中のこともあり、入るのがためらわれました。結局、外から眺めるのみ。
・ガラスの無い時代は、冬場の窓はどうしていたのかが一番の疑問ですが、窓は閉め切って暗い中で生活していたのでしょうか。
・『イユタプ(水力精米具)』 水力を利用して杵が動き、臼の中のヒエやアワなどをつく設備です。
・長寿の長いすと、小熊用の檻(だったかな?)。長いすは「1回座ると3年長生き 2回座るとまた来られる……」らしいのですが、そこいら中を毛虫が這っていたため近づけず。
・右は高床式の倉庫。
・これにて野外の散策終了。ふと頭上を見上げると、木の枝から陽の光を受けてキラキラ輝く糸にぶら下がり、風に吹かれて揺れる毛虫たちが。先ほど通ったときには気づいておらず、必死の思いで車に逃げ帰る。
・資料館敷地入口にあった『金田一京助歌碑』。「物も言わず声も出さず 石はただ全身をもって おのれを語る」の文字が刻まれているらしいが、崩し字であることもあり、判読困難。
[Canon EOS 50D + EF-S18-200IS]
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