認知症患者さんや障害をもった方では意思決定能力の脆弱化(低下)のため,本人の意向を確認することが難しくなります.このためワクチン接種にも倫理的な配慮が必要になりますが,国は「医療行為には本人の同意が前提」との見解を示しているものの,本人から有効な同意が取得できない施設入所者への対応は施設等に任されています.とくに家族など身寄りがない場合,施設関係者が困惑している現状があります.
このため日本臨床倫理学会は,この倫理的問題の重要性に鑑み,会員から寄せられたパブリックコメントをもとに,ワーキンググループで議論を重ね,標題の手引きを作成しました.私もメンバーとして作成に関わらせていただきました.下記からダウンロードいただけます.1ページめにexecutive summary(重要な論点の概要)があります.また倫理学用語はややとっつきにくいので,学会非公認ですが,ためしにポンチ絵にまとめてみました(図).認知症患者さんや障害をもった方の診療に関わる医療者,施設関係者にお役立ていただきたいと思います.
認知症や意思疎通が困難な人の新型コロナワクチン接種のための意思決定の手引き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/fd/4d2a9006587429fd5a2b1f9af15d5db5.jpg)
このため日本臨床倫理学会は,この倫理的問題の重要性に鑑み,会員から寄せられたパブリックコメントをもとに,ワーキンググループで議論を重ね,標題の手引きを作成しました.私もメンバーとして作成に関わらせていただきました.下記からダウンロードいただけます.1ページめにexecutive summary(重要な論点の概要)があります.また倫理学用語はややとっつきにくいので,学会非公認ですが,ためしにポンチ絵にまとめてみました(図).認知症患者さんや障害をもった方の診療に関わる医療者,施設関係者にお役立ていただきたいと思います.
認知症や意思疎通が困難な人の新型コロナワクチン接種のための意思決定の手引き
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